鶴見 辰吾さん プロフィール 
(つるみ しんご)1964年12月生まれ(39歳)。東京都出身。1977年デビュー。テレビドラマ「三年B組金八先生」、映画「翔んだカップル」などで注目を浴び、以来「GONIN」「鮫肌男と桃尻女」など話題作に多数出演。2002年TV業界の裏側とTVマンの日常をコミカルに描いたハートウォーミングコメディ「ON AIR」プロデュース、主演。近年は舞台を中心に、蜷川幸雄演出「十二夜」「タイタス・アンドロニカス」に出演。ミュージカル「MIRACLE」「ピーターパン」など活躍の場を広げる。【最新情報】10/13スタートの日テレ系水曜22時「一番大切な人は誰ですか?」出演、2005年NHK大河ドラマ「義経」に平宗盛役で出演決定、2005年春公開予定映画「ローレライ」、2005年新春公開予定映画「レイクサイド マーダーケース」出演。


鶴 見
  (視聴室に入っていただくなり) ほーっ、ここがONKYOさんのハイエンドモデルで作っている部屋ですか。こういうところで仕事ができる皆さんがうらやましいですね。
阪 井
  ありがとうございます。
ホームシアターでは、音場効果によって映画の感動が相当違ってきます。そのためにONKYOではワンランク上のサウンドを提案していますが、そのほかインテリアも大切な要素で、音響的ないろいろな部屋の工夫をしながら、AV機器はできるだけ目立たないように収納するなどして、快適に音楽や映画を楽しんでいただけるようにしています。操作を快適にすることも大切な要素ですので、このリモコンひとつで一連のAV機器と、照明やカーテンまで操作できるようにしています。



阪 井
 
ところで、普段はどんなふうに映画を楽しまれていますか?
鶴 見
  仕事がら、移動が多いのでノートPCでDVDをヘッドホンを使って見ています。音楽もノートPCにためこんで、楽屋ではスピーカーを置いてつないだりして聴いています。PCをジュークボックス状態で使っているみたいですね。
阪 井
  事前にお書きいただいたお好きなアーティストのリストを拝見しましたが、プリンス、デヴィッド・ボウイ、U2、、鶴見さんが音楽を聴き始められたのは1980年代の前半くらい、今から20年くらい前、もうお仕事をされておられた頃ですね。その頃はレコードですか?かなりお持ちではないですか?
鶴 見
  それほどでもないですが、レコードは捨てられなくて今でも家に眠っています。よく聞いていたものはCDで買い直しています。LDはDVDで買い直しています。今は、あれもこれもたくさん聞きたいものですから、レンタルが多いかな(笑)。けれどやっぱり好きなものは買いますね。洋画、洋楽が中心です。
阪 井
  では、お持ちいただいたCDを聞かせていただけますか。
鶴 見
  昔のアルバムですが、録音状態はいいものなので持ってきました。PINK FLOYDのライブ版、限定CD、ジャケットも面白いでしょう?電池で光るようになっていたんですよ。


■「パルス(光)」より、
クレイジー・ダイアモンド/ピンク・フロイド(1988年ライブ盤)を聞きました。

阪 井
  80年代にピンク・フロイドとは、かなりの音楽好きだったのではありませんか?
鶴 見
  一番最初に聞いたのは、中学1年のとき事務所の先輩、鈴木ヒロミツさんの自宅でした。こんなのがあるんだ、とすごくショックを受けました。シンセの幻想的な音色が珍しかったですね。
、、、 もうちょっとボリュームを上げてください、自分の家でできないような(笑)。
すごいなぁ、ライブハウスみたい。 うちでは昔ずっと30cmウーファーの付いた大きなスピーカーを使っていたんですよ。当時は低音がどれくらい入っているかとか、シンセの低い音を楽しんでいましたね。
僕も自宅でゆっくり音楽を楽しみたいんですが、引っ越してからすぐ下の階の人から苦情が来ちゃって、ちょっとかけられなくなりました。自宅では今はラジカセなので、大きな音量でないと面白くないライブ盤とかはあんまり聞かなくなっちゃいましたね。
「リアリティーツアー・エディション」よりブリング・ミー・ザ・ディスコ・キング/デヴィッド・ボウイ(2004年ライブ盤)を聞きました。
鶴 見
  デビッド・ボウイは今年、武道館のライブに行ったらすごく良くて。
阪 井
  昔からのファンだったのですか。
鶴 見
  聴き始めたのはレッツ・ダンス('83年)くらいからですかね。デビッド・ボウイはもう57、58歳かな。昔はグラムロックとか言って。元祖ビジュアル系ですね。
これは一番新しいリアリティーツアーのライブDVDで、僕はこのライブに行ったんです。この曲はジャジーでいいんですよ。この部屋だと、いい録音が本当にすばらしく楽しめますね。クイズミリオネアで当てても、この部屋はまるごと買えないかな?(笑)音を大きくしても大丈夫な環境の中に住むのが一番贅沢なことなんでしょうね。オーディオも昔に較べると小型化もされ、買いやすくはなっていますが、室内で大きな音が鳴らせないというのが残念ですね。
阪 井
  そうですね。マンションでも設計次第で低音の対応もできますが、当社では一つの考え方として、家の中で大音量を出さなくても、豊かに聞こえるような工夫をして、楽しめる環境を提供したいと考えています。日本の住宅事情を考えての音の提案は、重要な課題ですね。
鶴 見
  それにしても、この部屋この機器なら、録音の良いディスクをどんどん聴いてみたくなりますね。
「バック・オン・ザ・ブロック」/クインシー・ジョーンズ(1995年)
を聞きました。
「いい音だな〜」、と1曲ずつリモコンで確かめながら聞いてゆく鶴見さん。
録音と再生音に納得のご様子です。
阪 井
  先日、鶴見さんがフック船長でご出演のミュージカル「ピーターパン」を大阪の梅田コマ劇場に観にいきました。失礼ですけれど、ミュージカルをされているということを知らなかったんです。
鶴 見
  最初は不慣れなところもあったんですが、もともとは宝塚やミュージカルが好きだったんです。子供のころは、男の子が宝塚が好きとはなかなか言いづらくて(笑)。東宝ミュージカル「風と共に去りぬ」、それに「サウンドオブミュージック」「マイフェアレディ」とか、いろいろ観に行ったりしてました。まさか、大人になってミュージカルをすることになるとは思いませんでしたが。
仕事としては、今回の「ピーターパン」をはじめ3本やっています。フック船長は3年目ですが、年々、歌も踊りも楽しくなってきました。あの役は演じて楽しいものでした。
阪 井
  親子3代のファンの方もおられるかもしれない長い歴史をもつミュージカルですが、最初の頃から変わってきているのですか?
鶴 見
 

榊原郁恵さんの頃からすると、はや25年にもなる大ロングランで、もう文化みたいなものですね。子供の頃に見た人が、今は親の立場で見に来られるんですよ。昔ピーターパンの目でみていた人が、今度はウェンディの目になるみたいで。筋書きは同じなんですが、演出は変わっています。目指す方向は同じだけれど、磨いているポイントが違うというか。ピーターパンは、よくよく考えてみると子供が誘拐される話ですからね。おとぎばなし風になってますが、考えれば事件ですよね。これとは別に、死んだ子供の亡霊ではというような話もあるぐらいで、いろいろな解釈があります。原作ができてから100年も読み続けられる作品になっているということは何かしら理由があるんしょうね、、、シェイクスピアも400年たってますが、そういう風に受け継がれていくんでしょうね。

阪 井
  俳優さんがミュージカルをされるという意味でも、なにか秘訣があるのでしょうか?
鶴 見
  作り方としては、ピーターパンは小難しく考えたり、ひねりをきかせるのではなく、素直にやっています。あの役はどんな俳優がやっても、その人なりのいい役ができそうです。余計なことをしなくても戯曲がよく描かれています。うまいレシピ通り料理を作ればおいしい料理ができる、へんな調味料入れたら失敗する、みたいな。


阪 井
  それでは、最後になりましたが映画の話題に。
お持ちいただいた中から、■ドキュメンタリー映画「WATARIDORI」(2001年仏)と■「プライベート・ライアン」(1998年米)を観ました。
鶴 見
  「WATARIDORI」は、夜寝る前とかに見るといいんですよ。4年くらいかけて撮影したらしいんですが、新鮮な驚きがあります。サウンドの空気感、大空の広がりもすばらしいですね。ところで、ドルビーデジタルとDTS、どちらでもいけますか?
阪 井
  さすがオーディオにお詳しいだけあって専門用語が出てきますね。この部屋の音は7.1chのサラウンドなんですけど、ではDTSにTHXを加えてご覧頂きましょう。
鶴 見
  これはメイキングも面白かったですよ。4年にもわたるドキュメントでグライダーで撮影しているらしい。卵が孵ってからインプリンティングして撮影したらしいです。撮影者を親と思わせて、鳥の習性をうまく生かして。
それから「プライベート・ライアン」の導入部。これを初めて映画館でみたとき、すごく音のいい席でした。後ろから弾が飛んでくるところとか、すごかったんですよ。この部屋で聞かせていただいて、当時以上の迫力に驚きますね。
阪 井
  ありがとうございます。最後にこのDVDをかけさせてください。主演以外にエグゼクティブ・プロデューサーとしてもお名前が。

鶴見さんプロデュース兼主演(杉田かおるさん共演)の「ON AIR」をみました。

鶴 見
  いやー、これ音よくないしなぁ(照れる)。キャスティングと資金繰り担当です。 キャスティングは船越(英一郎)さんや杉田(かおる)さんをはじめ、僕のお世話になっている俳優さんばかりですから。それとお金がないので、1セットで済ませちゃってます(笑)。ま、業界ネタはタブーなのですが、自然な流れでうまくいったと思います。自分でもバーチャルなのか本物なのか・・・。これ以上はコメントを差し控えます(笑)。
阪 井
  最後に今後の抱負をお願いします。
鶴 見
  今日のこれ(視聴室)、すごくよかったので、どうにかこれを自分ちに導入したいなぁ。今日から計画を立てて。
阪 井
  秋にご結婚されるということで、奥様を説得していただいて。(笑)
鶴 見
  ちょうどAVシステムを替えようかなと思っていたところで。でもこんないいのを見せられたら、ある意味不幸ですよ(笑)。いやぁ、今日はすごく楽しかったです。ここに一晩泊めさせてください、という感じです(笑)。幸せなひとときでした。
阪 井
  こちらこそ、ありがとうございました。



10代の頃から、かなりの音楽好きでいらっしゃった鶴見さん。
すべてご紹介しきれなかったのですが、さわやかでやさしい語り口の鶴見さんと、たくさんのソフトや80年代の音楽の話で、私も楽しい時間を過ごせました。よいオーディオ環境を(ぜひONKYOで!?)作っていただきたいと思います。(阪井)