News Release
第4回オンキヨー点字作文コンクール  [国内の部 入選作品]


 ◎最優秀オーツキ賞 正賞 20万円とオンキヨーステレオ・ラクラクキット付き
 「今、生徒とともに」
 神奈川県大和市 田邊美起(たなべ みき)さん (42)
 ◎優秀賞 正賞 10万円とオンキヨーステレオ・ラクラクキット付き
 「光のかけら」
 秋田県立盲学校 丹波久美子(たんば くみこ)さん(20)
 ◎佳作(2編)   正賞 5万円とCD券2万円分
 「とわに響け!我が人生の応援歌」
 大阪府貝塚市 山本明(やまもと あきら)さん(40)
 「私にできる事」
 新潟市 上林洋子(かんばやし ようこ)さん(60)

 ◎特別賞(2編) 正賞 オンキヨーステレオ・ラクラクキット付き

 「ぼくとピアノ」
  富山県立盲学校中学部1年 藤縄祐樹(ふじなわ ゆうき)さん(12)
 「私と点字楽譜」
  福岡県立柳河盲学校中等部3年 高木智代(たかき ともよ)さん(15)



入選作品は、作品タイトルのリンクからご覧いただけます。
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審査会の様子


選評「短い文に深い感触」 作家・藤本義一氏


藤本義一氏
 入選作を選ぶ場合に悩むのは、その作者の内面になにが起り、それをいかにして克服したかを文章で表現しているかである。限られた文字数の中で作者が苦悩の過程をどれだけ示しているかが第一条件になる。
 最優秀の田邊美起さんの作品の中には、この心の起伏が大きくわけて、“家族”と“生徒”の二つで示されている。その間に、ともすれば挫折しそうになる自分自身との激しい闘いがある。特に点字への挑戦という高い壁を乗り越え、教壇に上り、生徒の一言で自分の生る真の価値を掴むに至る心の移ろいが具体的に書かれている。
 優秀賞の丹波久美子さんの『光のかけら』は、情報を得る手段を点字ディスプレイに移し、徐々に前進していく。自力で情報を得る過程は、読む者に希望を与え、後輩たちに静かな情熱を手渡していく姿が感じられた。
 佳作の山本明さんの『とわに響け!我が人生の応援歌』は、大阪・泉州名物のだんじりの鳴物さえも完全に止まる中で、かっての心踊る音を頭の中に連れ戻し、職場に復帰する姿に人間の強靭さを覚えた。
 佳作の上林洋子さんの『私のできること』は、子供の心と融合していく様子が体験に基づいて活写されている。自分の言葉と行動で、子供たちが生きる意味を感じてくれる喜びを巧みに語っている。現在、家庭や社会で失われつつある真のコミュニケーションはこういうところから生れてくる。
 藤縄佑樹君、高木智代さん、いいスタートを切った。この抱いた夢を大切に。





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