海外の部 WBU-AP地域 ジュニア・グループ 佳作
情報とテクノロジー時代における点字の重要性
ニュージーランド  レネー ・パテテ (19歳・女性)

 今日、読み書きの能力は、キーボードと活字を表示するスクリーンを使用するテクノロジーにとって鍵となるものです。実際、目の見える子供たちは幼い頃から読み書きを習い、特にコンピューターやスマートフォンを通してどこでも活字を目にしています。これらによって、晴眼者の子供たちは、さらに文字を読むことを促されています。
 
 点字という違う形態の書き方を使う視覚障害者に、この考えは当てはまるでしょうか?実のところ、点字はコンピューターやスマートフォンに表示することができます。実際、点字をそのままの形状でコンピューターやスマートフォンに表示できるおかげで、視覚障害者は口述では表しきれない情報を理解し取り入れることができるのです。それなので、点字はこのデジタル時代においても視覚障害者にとって大切であり続け、消して消滅するものではありません。さらに、テクノロジーは点字を潰してしまうのではなく、点字を前面に押し出し、社会における視覚障害者の地位を向上させる可能性を与えているのです。
 
 しかしながら、視覚障害をもった子供たちが最初に点字の基礎を教わる時には、文章が従来の活字による形態であるため、それまでに文章に出会う経験をあまりしていません。視覚障害者にとってコンピューターやスマートフォンは迅速で便利な合成の会話を通して使われます。しかし、会話を通してでは、視覚障害者はレイアウトや綴りなどの形状に気づくことはありません。そのため、視覚障害者は独特な言葉の発音や、文書における抑揚や正しい表現を理解するための判断力に劣るところがあります。
 
 しかし、今日、コンピューターやスマートフォンを使うことはとても容易になった上、それらの機器を手軽に手に入れることができるようになりました。

 さらに重要なことに、合成の点字を使うことで、視覚障害者は晴眼者と同じように書くことができるようになりましたし、コンピューターやスマートフォンを使って読むこともできるようになりました。文章を音声化する技術のおかげで、点字を読むことは、書くことを促すようになりました。 それなので、音声認識ソフトウエアのおかげで、視覚障害者のなかでの書き能力の低下を食い止めています。そしてこれは健常者の中にでも起こっていることなのです。
 
 もし視覚障害者が点字を使ってよく読めるとしたら、よく書くこともできるはずなので、晴眼者と同等の読み書きの力を示すことができます。晴眼者と同等であることは、視覚障害者にとってとても重要なことです。実のところ、点字が開発されたのはその目的のためであり、点字を使い続けない理由は全く無いのです。この同等性は、日常生活においてテクノロジー補助が視覚障害者に多大な手助けをしている現在、特に重要なのです。もし晴眼者が今だに情報の取得を活字からしているとしたら、視覚障害者が同じ手段を取らない理由は全くありません。点字の有利性はあまり認識されていませんが、実のところ点字は今日のデジタルの世界では、会話と同様に容易に使えるものなのです。
 
 教育で点字を使うことは、視覚障害者と晴眼者の対等化に役立っています。これは、視覚障害者の点字読み書き能力のついての社会認識を向上させるのに役立ちます。世界のいたる国で政府が障害のある人々に対して、ほとんど全ての事柄に対するアクセスを公約していますが、視覚障害者にとっての障壁や偏見は未だ多くあります。実際、音声テクノロジーを使うこと自体が、未教育で文盲であるというイメージがあるので、取り除きたい障壁なのです。
 
 社会の人々が、視覚障害者は点字を使ってデジタルの分野にアクセスできるという事実を知ることで、人々は視覚障害者の読み書きのレベルが晴眼者と同等であるということを認めるでしょう。つまりそれは、視覚障害者が高い読み書き能力を持つという全体の評判を高めることになります。それは、確実に雇用者に対して良い影響を与えますし、引いては視覚障害者の就業率の上昇にもつながります。
 
 今日のデジタル時代に、文法や綴りを間違わずに点字をコンピューターで使えることができることを示すことは、視覚障害者が晴眼者と同じ様にテクノロジーを利用することができることを証明することになります。これは、障害者における高い未就職率と、彼らの同等のアクセスまでの長い道のりを考慮すると、明らかに重要な要素であります。
 
 結論として、点字はこのテクノロジー時代においても明らかに重要な要素であり、消して消滅する様なものではありません。点字使用者である私達には、コンピューター点字の利用を通して、視覚障害者の読み書き能力の向上の必要性を、社会に広めて行く義務があります。点字表示にはコストがかかりますが、多くの利点があります。もっとも重要なことは、視覚障害者の教育と就労の機会を改善するのに役に立つことです。
 
 コンピューターのスクリーン上でアルファベットによる活字表示が続く限り、私は点字も同じように情報技術時代に存在し続けると確信しています。