海外の部 WBU-AP地域 ジュニア・グループ 優秀賞
音楽がもたらしてくれた機会、喜び、そして成長
マレーシア    アンドレア・プイ・ジア・フォイ(20歳・女性)
 誰しも音楽を聞いたり、歌ったり、演奏したりすると楽しい気分になると思います。私も小さいころから音楽に夢中になり、今も音楽が大好きです。仕事をしているときも、眠っているときでさえも音楽を聞いています。音楽のおかげでいいことがたくさんありました。数々の機会、つきない喜び、そして自分自身の成長をもたらしてくれたのです。
 音楽は将来に貴重な機会をもたらしてくれます。ピアノを学んだのでピアノの先生になるチャンスが生まれました。視覚障害者の私は晴眼者とは違う方法で音楽を学んだので、視覚障害者がどのように音楽を学習するかがよくわかります。ですので、視覚障害者に楽器を教えるチャンスもあるかもしれません。また、このまま音楽を学んでいけば、引く手あまたの職業なのでいろいろな仕事のチャンスがあるでしょう。自分で音楽学校を開くこともできます。
 音楽の仕事は高い収入が得られるので、今度は社会的責任として、社会貢献活動、孤児や障害者への寄付、貧しくて学校に行けない人への奨学金の給付などができるようになります。また、チャリティーコンサートを開いて寄付を募ることもできます。ほかにも、イベントや式典でいろいろな文化の音楽が演奏されるので、異文化の音楽をより理解できるようになりました。
 音楽を聞いたり、演奏したりするとすごく幸せな気分になります。私は9歳からピアノを始めました。大好きな曲を弾いているとリラックスできるし、穏やかな曲を聞いているとルーチンワークも楽しくできます。また、落ち込んでいても音楽を聞けば元気になり、上手に弾けたときは心満たされて嬉しくなります。ピアノのテストでも、いい評価をもらえるととても嬉しいです。そして何よりも人前で演奏するのが大好きです。
 ピアニストとしてさらに嬉しいのは自分で作曲ができることです。仲間で集まっての作曲も、みんなの感性やアイディア、才能が感じられるのでわくわくします。姉もピアノの才能に恵まれているので、時間があるときには一緒に曲を作ります。ストレスから解放され、互いの楽曲を演奏しあってはとても楽しい時間を過ごしています。おまけに、不安や悩みが消えて気分が晴れてきます。音楽のおかげで人生が充実して喜びにあふれています。
 また、いろいろな点で音楽による自分の成長を実感しています。まず、目の前のことに集中できるようになりました。一人でもグループでも演奏するときに大切なのは集中力です。記憶力もあがりました。視覚障害者なので、楽譜を見ながら演奏することはできません。演奏前に譜面を全部覚えるしかないのです。記憶力は学校の成績にも関わってくるので、勉強がはかどり、いい成績がとれるようになりました。ほかにも、チームワークについて、自分の意見を表現する方法、他のメンバーの意見を受け入れて尊重すること、メンバーの間で仕事を公平に割り振る方法などを学びました。
 さらに、時間を上手に使えるようになりました。音楽の学生として、どんなときもピアノの練習時間は取っておかなければいけないからです。ただ、それより大きかったのは、恐怖や緊張、不安を克服できるようになったことです。音楽の学生である以上避けられないピアノの試験では、試験官の目の前で課題曲を演奏するので、平静を保つことが大切です。また、何事にも自信をもって取り組めるようになりました。コンサートでの演奏を経験したことで自信がつきました。大事なことを言い忘れていました。音楽を学んだおかげで感性が磨かれ、新しい発想ができるようになりました。例えば表現豊かな演奏ができるようになったのも、楽曲が作れるような豊かな感性を身に着けたからです。
 最後に、音楽で私の人生は本当に豊かなものになりました。ピアノを弾いていると何よりも充実した楽しい時間が流れます。このような音楽の才能をくださった神様に心から感謝しています。音楽が大好きなので、将来、ピアニストになることができますように。