底板からの振動を回避する新たな発想とは
オーディオ機器では、通常は底板やインナーシャーシに回路基板や電源トランスが取り付けられています。ところがこれら板状の部分は、中央部に向かうに従って振動による撓みが大きく、回路基板を強固に支持することや、電源トランスなどの振動を受け止めるには不向きな構造でした。
さらに底板は設置面との間に平行面を構成し、音圧を受けるとその距離に応じた定在波が発生し、その周波数で激しく振動することは避けられません。
また、底板に起伏やリブ状のプレスラインを設けて強度を向上させたものもありますが、これらの凹凸によって、複雑な振動の折り返し波の干渉が音色を変化させてしまう懸念もあります。

P-3000R/M-5000R/C-7000R/A-9000Rでは、新たな理論により振動に対して理想的な構造のシャーシを完成させました。
P-3000Rでは前後に渡した剛性の高い梁を1本、C-7000Rではメカ部の両側に2本配し、回路基板は梁と肉厚のアルミ製サイドパネルで受け、上からアングルで挟んで強固に固定しています。M-5000R/A-9000Rでは、左右のサイドパネルに渡した2本の梁とリアパネルでパワーブロックや整流.平滑回路を支持する構造としています。
また、振動源である電源トランスは、サブシャーシにマウントした上で、やはり梁とサイドパネル(M-5000Rでは左右のサイドパネル)で支持する構造とし、
A-9000Rではフロントパネル内側の肉厚な1.6mm厚のスチールパネルに取り付けて基板類と分離し、C-7000Rでは同じく振動源であるメカ部も前後に渡した2本の梁で支え、振動の影響を他へ及ぼさないよう配慮しています。
このようにP-3000R/M-5000R/C-7000R/A-9000Rでは、外部から受けた音圧による振動や、内部の振動源から回路部へ及ぼす振動の影響を、根本から回避する設計としています。

P-3000R

M-5000R

C-7000R

A-9000R