HTX-11X TECHNOLOGY
ケース内コンポーネント思想
HTX-11Xの中心部であるサラウンドアンプ内蔵サブウーファーは、美しい外観からは想像もつかない緻密な設計配慮が施されています。アンプ部とサブウーファー部を「二つのコンポーネント筐体」と想定して一つのケース内に各ブロック同士が音質的な干渉を与えないようにするというオンキヨーならではの思想が徹底されています。キャビネット自体は共振に強い肉厚の素材を採用し、しっかりとウーファーユニットやアンプブロックをマウントするよう取付け方法に工夫を凝らしています。回路基板も再生振動によって不要な共振が起こらないよう防振テープを手作業で実装するなどのこだわった工程を取り入れています。信号経路は可能な限り短縮化し、ノイズ干渉を受けないような合理的な配線も施しています。これらの細部にわたる配慮により、ダイナミックなパワー感はもちろんセリフや効果音、または音楽といった再生音すべての高精細なピュアネスが実現しているのです。
画期的にピュアなアナログ変換を実現した「VLSC」
デジタルオーディオにおいて最重要視される回路のひとつにD/Aコンバーターがあります。D/Aコンバーターはデジタル 音源を最終的にアナログ信号に変換してスピーカーへ送り込む役割を受け持ち、この回路の変換精度によって音楽のピュアネスが大きく変わってきます。従来はデジタル機器内で発生するパルス性ノイズはローパスフィルターによって減衰させる方式が一般的ですが、高次のフィルターを用いてもなお残留するノイズにより音質が劣化することは避けられませんでした。VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry)は、この問題を根本から解決した画期的な特許フィルター回路です。波形の変動傾向の情報を基に新たにピュアなアナログ信号を生成させることで、D/Aコンバーターの出力に含まれるパルス性ノイズが飛躍的に低減された音声信号を得ることができます。音の実在感や音場空間の再現力が格段に向上し演奏やヴォーカルの微妙なニュアンスも正確に感じ取ることができます。
AERO ACOUSTIC DRIVE
サブウーファー部に採用したAERO ACOUSTIC DRIVEはオンキヨー単品スピーカーで開発されたトップレベ ル技術のバスレフ構造です。バスレフはキャビネット内で発生した空気振動エネルギーをキャビネットの開口ダクト部から放出して低音再生を増 強する技術ですが、この形状と構造には独自の解析により開発したスリット型を採用。従来ありがちな「こもった重低音」を払拭、こもりのまった く感じられない音階すら感じ取れる高精細な超低音再生を増強する技術です。小さな音量でもサラウンド音声のポテンシャルを充分に発揮でき、 心地良く体を包み込む音場感を獲得しています。ホームシアターサラウンド音場の豊かさ、明瞭感は低音の再現能力の質によって大きく決まります。 フラッグシップモデルで培った豊かでハイレベルなサラウンド音場をシンプルなシアターパッケージでも楽しむことができます。
高級スピーカーさながらの本格スピーカーユニット
HTX-11Xのウーファーユニットには、高級単品スピーカーで開発された「A-OMFモノコック」振動板を採用。PENやアラミドなど強靭かつしなやかな3種類の素材を一体成型し、振動板の不要なたわみを抑制。さらにこの振動板の特性を活かすために、大型マグネットなど重量級のパーツを搭載。トールボーイスピーカーD-108Eにも搭載される本格的なユニットです。なお高音を再生するツィーターには可聴帯域を大幅に上回る超高音まで再生可能なバランスドーム型振動板を採用。音場の空気感など細やかなニュアンスの再現力も高めています。
ラウンドフォルムを採用
2本のフロントスピーカーは平行面を極力排除するラウンドフォルムを採用、キャビネット内の不要な反射音を低減することで、クセのない伸 びやかなサウンドを実現しています。
包み込むような5.1chバーチャルサラウンド音場
2本のスピーカーだけで実像感あふれるバーチャル5.1ch音場が再生。高級AVセンターで開発されたバーチャルサラウンドDSP技術、「Theater-Dimensional」(シアターディメンショナル)を搭載しました。サテライトタイプのフロントスピーカーの設置だけで、あたかも5.1chを再生してい るかのようなバーチャル音場を再現します。設置していないはずのセンターチャンネルポジションからは生々しいセリフやヴォーカルが、後方からは包み込むようなサラウンド音場がしっかりと聴こえてきます。