D-212EX TECHNOLOGY
量感ある低音再生を実現する
A-OMFモノコックウーファー
一般的なウーファー振動板ではセンターキャップを別パーツとして接着する構造のため、強度不足によって発生する分割振動(振動板が部位ごとにバラバラにたわむ現象で、音の濁りや耳につく鋭さの要因)の解消が課題となっていました。「A-OMFモノコック」振動板はセンターキャップ部も含めて一体成型するという画期的な形状を採用。さらにPEN繊維をベースに複数の素材をハイブリッド成形することで剛性を高め、結果として分割振動を大幅に抑えることに成功しました。併せて従来のセンターキャップ部まで信号に対して正確に振幅するため、振動板面積の拡大も実現しています。また振動板の駆動には、振動板中心と外端との中間にボイスコイルを配置し、駆動点から振動板各部位への距離を最短化するバランスドライブ構造を採用。分割振動を徹底的に排除し、原信号に忠実に振幅するピストンモーション領域を大幅に拡大しています。さらにボイスコイルをより正確に駆動するための巨大なマグネットや、不要な放射音を低減する特殊形状のエッジ、微細なノイズまで低減させる高制振性ダイキャストフレームの採用など、力強さと細やかな表現力を併せ持つ中低域サウンド再現のために、さまざまな工夫を施しています。
より正確かつ緻密な音色を再生する
リング型ツィーター
「A-OMFモノコックウーファー」と同様の指針を徹底し、分割振動に頼らざるを得なかった一般的なドーム型振動板ではなく、リング型振動板を採用。振動板外端と内端の中間点にボイスコイルを配置することで分割振動を大幅に抑えました。その結果、従来のツィーターとは異なり可聴帯域上限とされる20kHz近くまで分割振動に依存せずに振幅し、最高100kHzまでの超広帯域再生を可能にしています。高域に細やかなニュアンスが 求められる楽器の個性や空間感などの再現力に、その実力を存分に感じ取っていただけるツィーターです。また振動板を固定および保護するイコライザーには、幾度もの入念なヒアリングを通して設計された砲弾型を採用しています。
不要な音の輻射を防ぐ「AERO ACOUSTIC DRIVE」
コンパクトなキャビネットサイズのスピーカーの多くは、量感ある低音を再生するために、キャビネット内部で発生した空気振動を外部へ放出するダクトを装備しています(バスレフ構造)。しかしこの構造で一般的な円筒ダクトでは、音の「こもり」の原因となる定在波の発生が余儀なくされていました。INTECシリーズのスピーカーには円筒ダクトではなく、幾度もの試行錯誤により割り出した縦横比の矩形ダクトによる「AERO ACOUSTIC DRIVE(エアロ・アコースティック・ドライブ)」を採用。さらにダクト部をキャビネットと別パーツにするアドバンス仕様とすることで、不要な振動の干渉をさらに大幅に抑制。量感とスピード感を兼ね備えた、聴き応えのある低音再生に大きく貢献しています。
堅牢で上質なキャビネット
肉厚のキャビネット素材を採用し、重量級の各ユニットを強固に支えて響きをバランスよくコントロールします。さらに不要な音の反射を防止するためにバッフル面の角にラウンドを持たせるなど緻密な設計を随所に取り入れています。リアルウッド(天然木)による突き板仕上げはこだわりの表面仕上げのひとつ。手作業の工程で仕上げられ、工芸品のような美しい光沢とやわらかな音質の向上を実現しています。
ユニット間の相互干渉を避ける独立ネットワーク回路
ウーファー/ツィーターユニット間で信号が互いに干渉しないよう、それぞれのネットワーク回路を分離するアイソレート・マウント方式を採用。位相の乱れが少ないとされる12dB/octの下降特性を選択し、コンデンサーは音質面で有利なドイツWIMA社製を使用しています。またそれぞれのネットワークのグランドラインに電位差が生じない回路・実装技術を導入することで、微小な音声信号のマスキングをさらに抑制しています。

SITEMAP