A-9000R 開発者より
今回のアンプでは音質におけるメカニカルな振動の影響を排除するためツマミやドアの精密感を高め、動作フィーリングのさらなる向上を目指し各構成部品を素材から吟味することで、Rシリーズのコンセプトの一つであるシンプル化を図っています。
プッシュツマミ構造では、摺動部のガイドをフロントパネルとの一体構造としました。 さらにプッシュツマミ本体とフロントパネル摺動部のガイド部分をアルミ削り出し部品とすることで、100分の1mm単位の精度を確保できる構造となっています。
ドア開閉減速機構においてもドア回動軸に減速ダンパーをダイレクトで装着する構造とすることで、構成をシンプル化し、個々の部品の精度を向上させました。
セパレートシリーズで開発した新しいサーキットトポロジーをプリメインアンプに投入するとともに、フレーム支持構造シャーシや、高精度な筐体設計など、セパレートシリーズで培った振動処理技術をベースとした設計です。
山上修一
1993年入社
オンキヨーサウンド&ビジョン株式会社 技術部 機構技術グループ 第1機構設計課 主幹技師

■これまで担当した製品
C-7000R、P-3000R、ND-S1、C-S5VL、C-7030の筐体設計など

入社から回転機等のいわゆる「メカ」の設計を担当してきましたが、現在は主に外観の筐体設計を担当しています。
今回のドア開閉機構はメカ設計の要素を取り込み、試作を幾度となく重ねて作り上げました。