TX-NA807 TECHNOLOGY
フロントハイ/ワイドを活かした最先端サラウンド再生に対応
2009年春にフロントハイスピーカーを含む7.1chリスニングモード「ドルビープロロジックIIz」への対応を実現したオンキヨーが、今度は新たに最新の 「Audyssey DSX(Dynamic Surround Expansion)」への対応も実現。「ドルビープロロジックIIz」がベーシックな5.1chシステムに、フロントハイスピーカーを加えた7.1ch構成であるのに対し、「Audyssey DSX」では、フロントハイもしくは視聴位置から正面左右60°の延長線上を理想とするフロントワイドスピーカーの選択が可能となりました。これらの新しいリスニングモードでは、人間の聴覚が敏感な前方に対する空間表現力が向上し、サラウンドバックスピーカーを設置できない環境でも、よりドラマチックな再生が可能な7.1ch環境を構築することができます。TX-NA807は「ドルビープロロジックIIz」に加えて「Audyssey DSX」にも対応し、7chパワーアンプと11台分のスピーカー出力端子を装備。全てのスピーカーを接続すれば、鑑賞時の切り替えだけで最先端の多彩なリスニングモードのサウンドを楽しんでいただけます。
転送レートが18Mbps、最大192kHzのサンプリング周波数で圧縮前のデータに完全復元できるロスレス方式の「ドルビーTrueHD」をはじめ、非可逆型の「ドルビーデジタルプラス」、DVD-Videoに採用され最大5.1chのサラウンド音声に対応する規格「ドルビーデジタル」、ステレオや5.1chの音声を最大7.1chに拡張再生できる「ドルビープロロジックUxに対応します。
転送レートが最大24.5Mbps、最大192kHzのサンプリング周波数によるロスレス方式の「DTS-HDマスターオーディオ」をはじめ、非可逆型の「DTS-HDハイレゾリューションオーディオ」、DVD-Videoにオプション採用され「ドルビーデジタル」に比べ低圧縮率なため音質面で有利とされる「DTS」、その上位規格「DTS 96/24」、サラウンドバックchを含む最大6.1ch再生に対応する「DTS-ES」、DTS-ESマトリクスを応用して2ch音声を6.1chに拡張再生する「DTS Neo:6」に対応します。
地上デジタル放送やBS/CSデジタル放送の音声規格に採用され、最大5.1chまで再生可能な規格「AAC」に対応します。
最新フォーマットの実力を存分に引き出す独自のパワーアンプ回路
オンキヨーのフルサイズAVセンターのパワーアンプ部は、アンプの地力ともいえるスピーカードライブ能力向上のために、回路自体の裸特性改善に着目し、歪率や周波数特性などスペック改善のためのNFBを最小限とした独自のワイドレンジアンプ技術「WRAT(Wide Range Amplifier Technology)」によるディスクリート構成を基本としています。チャンネル数の多いAVセンターにおいて、この思想をさらに高次元で結実させるため、まず電源供給ラインの見直しから行っています。TX-NA807では、電源部のブリッジダイオードと電解コンデンサーをパワーアンプ部の直近に配し、電解コンデンサーを中心に7chパワーアンプ回路を左右対称にレイアウトした上で、充分な電流容量をもつ銅バスプレートで接続。ドライバー回路は縦基板上に配置することで電源供給経路を短縮し、電源供給効率の大幅な向上とグランド(アース)電位の超安定化を実現しています。同時に、音声周波数のような低い周波数領域ではこれまであまり問題視されなかった信号経路についても、左右チャンネルのパス(長さ)を揃えることで、空間表現力のさらなる向上を図っています。さらに、より一層の低インピーダンス化を実現する独自の3段インバーテッドダーリントン回路を搭載。パワーアンプの出力インピーダンスを低く抑えることで、スピーカードライブ能力が向上し、一般にはAVセンターで鳴らしきるのは難しいとされる大型スピーカーや低能率のスピーカーも余裕を持ってドライブします。また電源部を支える電源トランスは、大容量のものを搭載しました。
ピュアネスを追求した理想的なレイアウト
主にデジタル信号を扱うデジタル/ビデオ部と、アナログ信号が主体となるアンプ部。電気的に全く性質の異なる両回路間で生じがちな電気的・電磁的なノイズ干渉を抑えることができるよう、可能な限り分離してレイアウトしました。
さらにTX-NA807では、デジタル/ビデオ部とアンプ部を完全ブロック化して分割レイアウト分割レイアウトすることによって、よりノイズ干渉を抑えるレイアウトを実現しました。
デジタル機器固有のノイズを大幅に抑制する「VLSC」
デジタル音声信号のD/A変換時に発生するパルス性ノイズを抑制するために、一般的にはLPF(ローパスフィルター)と呼ばれる濾過回路が使用されます。しかしこの回路では効果が不十分なためノイズが残留してしまいます。オンキヨーは、このノイズ固有の正負対称の超高周波形には追従せず、音楽波形のみに反応する画期的なフィルター回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry:ブイ・エル・エス・シー)」を独自の理論で開発。これまで常識とされてきたLPFから脱却してデジタルオーディオ技術のポテンシャルを最大限に引き出すことで、原音の本来持つ細やかな音声情報まで正確に引き出すことに成功しています。
小音量でも豊かなサウンドを再生するリニア・オプティマムゲイン・ボリューム
アンプには音量調節のために必ずボリューム回路を必要としますが、回路中の前段にボリューム回路を設けると、ダイナミックレンジについては有利となる反面、後段の残留雑音の影響が避けられません。一方、後段に設けるとデジタル音源が中心となった現在では必要なダイナミックレンジが確保しづらくなります。そのため前段に配置することが一般的となっていますが、リニア・オプティマムゲイン・ボリュームでは、音量調整を可変抵抗器だけに依存するのではなく、同時に後段のアンプ部の増幅度も連動して変化させる方法により、増幅しておきながら、それ以上に減衰させるという不合理を解消しています。つまり、増幅が必要でない小音量の領域ではプリアンプ部の増幅を行わず、それ以上の増幅が必要な領域でのみ、増幅度を変化させて音量調整を行う動作原理となっています。その結果、音声信号の過度の絞り込みを回避してパワーアンプ部での残留ノイズの増幅を抑え、小音量時でも豊かなサウンド再生が可能となりました。TX-NA807では、より細かく0.5dBステップで調整できる仕様としています。
高品位に映像出力する「HDMIビデオアップスケーリング」
アナログ映像入力をアップコンバートしてHDMI出力できるビデオアップコンバーターを搭載。TX-NA807には1080pへのアップスケーリングに対応する「DCDi シネマ」回路が搭載されています。
視聴環境の特性に応じてスピーカー初期設定を自動化
付属の測定用マイクを使って自動的に、スピーカーの数、視聴位置からの距離、低音の調整、サブウーファーの最適なクロス オーバー周波数などを測定して設定できる機能を装備。TX-NA807に採用されている「Audyssey MultEQ」では最高6ポイントまでの測定に対応となっています。
TVのリモコンでシステム連動が可能な「RIHD」
最先端のインターフェースHDMI端子を活用した「RIHD」機能により、最新のハイビジョンTVとのシステム連動を実現。TV音声の消音、ホームシアター 機器の電源ON、ボリューム操作などがTVのリモコンひとつで操作可能です。また、RIHDボタンの使用によりHDMI接続 した機器とのリンク設定を簡単に行うことができます。
連動動作する他社対応機種
パナソニック製ビエラリンク対応テレビ「ビエラ」およびDVDレコーダー「ディーガ」、シャープ製AQUOSファミリンク対応の 液晶テレビ「アクオス」(2008年4月以降の機種)、東芝製レグザリンク対応テレビ「レグザ」(一部、連動に対応しない機種もございます。またレコーダーは同メーカーのTVとの組み合わせで連動します。)
AVセンターの可能性を広げるLAN端子
TX-NA807には、DLNA(Digital Living Network Alliance)準拠のLAN端子を装備しています。
ルーターを介して接続したPCの音楽ファイルやインターネットラジオを鑑賞でき、音楽ファイルはWAV/WMA/WMA DRM/WMA Lossless/MP3/AAC/FLAC/Ogg Vorbis/LPCMフォーマットに対応。あらたに24bit/96kHzフォーマットのファイル再生にも対応ししました。 またインターネットラジオについてはPLS、M3UおよびPodcast(RSS)形式に対応し、最大40局まで登録可能。本体にプリセットされているvTuner Internet Radioを経由すれば、vTunerが提供するポータルサイトからさまざまな局へのアクセスも可能です。