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オンキヨーのすべてのAV製品は、「サウンド・デザイナーが意図した通りのイメージを、リスナーが受け取る感覚として正確に再現する」ことを目標につくられており、これは従来の「高音質追求」の考え方とは趣が異なります。我々は、「いかに忠実に音楽情報を再生するか」にとどまらず、「いかに忠実に音楽情報を認識できるようにするか」、という域にまで踏み込んだサウンド設計により、理想の音楽再生を追求しつづけています。
今回は、それを具現化するために
SE-150PCIで採用している手法をテーマとし、少し技術的な内容に踏み込んで解説していきます。
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電子機器は通常、トランジスタや抵抗、ICなどをいくつか用いてある機能を実現する回路ブロック(フィルタや発振回路、波形変換、増幅回路など)を基本要素とし、これらをさらに組み合わせることで、目的の動作や機能を実現しています。
電子機器を構成する回路ブロックを動作させるためには電源が必要ですが、通常の機器では複数の回路ブロックを1つの電源で駆動することが多く、またそのリターン電流は、ほとんどの場合その機器全体で共通のグランドを通して流れ、電源に戻ってきます。 |
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ここで問題となるのが、共通の配線を通じておこる各回路ブロック間の干渉です。配線などの設計が適切でない場合、他の回路ブロックの動作に伴って流れる電流などの影響で、信号処理の基準値が変動したり、電源ラインからその回路ブロックの動作と関係ない電流が信号に混入したりします。音響機器でこの現象が起こった場合、たとえそれが回路の基本動作自体に影響を及ぼさない小さな程度であっても、音楽情報の正確な認識に必要な微小信号をマスクする、非常に有害なノイズとなります。 |
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この現象を回避するためには、他の回路が動作していてもその影響を受けない、「閉じた」回路構成(クローズドループ)にすればよいわけです。いたって当たり前のことですが、これこそがオンキヨーの目指すサウンドを実現するための重要なポイントなのです。 |
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これについては、オーディオコンポシステムの例を挙げるとわかりやすいと思います。 |
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たとえば、CDの音を聴くシステムを考えた場合、音を再生するという観点からすれば、CDメカからスピーカーまでが一体となったラジカセなどで十分目的は達成できます。しかし、再生音の品質を追求したハイエンドのシステムになればなるほど、信号読み取り部、デジタル信号処理部、信号電力増幅部などの各機能ブロックはセパレート化されていく傾向にあります。
これは、それぞれの機能ブロックを別々につくったほうが、シャーシ内で理想的な信号処理配置を取ることができたり、電磁波などによる信号同士の干渉を抑えられたりする、という理由に加え、電源が完全に分離できるために、それぞれの機能ブロックの間で複雑に電流のやりとりをする必要がなくなる、つまりひとつひとつの機能ブロックの電流の系をクローズドループ化できるという大きなメリットがあるからです。 |
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