 |

|
 |
 |
SE-150PCIの回路構成の特長としてまず挙げられるのは、すべてのアナログI/Oにオーディオ専用デバイスを用いていることと、信号処理経路を極限までシンプル化し、特別にチューニングを施した2ch専用出力を装備していることです。
今回は、SE-150PCIのベースとなっている基本回路構成について、AC97規格準拠のPCオーディオやSE-80PCIと比較しながら解説していきます。 |
 |
 |
マザーボードや一般的なサウンドカードでは、通常AC97リンクでオーディオコントローラとAC97コーデックが接続されており、PCから出力されたWAVEデータは、AC97コーデック内部でD/A変換された後、デバイス内部のミキサーやマスターボリュームを通ってチップから出力され、さらにローパスフィルターを通過して端子から出力されます。
|
 |
 |
AC97コーデックはPCのオーディオインターフェイスとして完全に規格化されているデバイスであり、互換性は高いのですが、
AC97規格で規定されているD/A変換・A/D変換性能はオーディオ的に見ればそれほど高いものではありません。また、音楽信号がAC97コーデック内部の性能のあまり良くないミキサーやボリュームを経由するため、オーディオ的損失が大きく、音質という面から見て満足のいくものを実現することは非常に困難でした。 |
 |
 |
SE-80PCIは、「最高の再生音質を、お手頃価格で」のコンセプトで企画・設計されたオーディオカードです。 |
 |
 |
これを実現するため、SE-80PCIのオーディオ出力は、AC97規格にとらわれず、外付けのオーディオ専用DACを採用しています。外付けDACを使用することで高性能化が図れるばかりでなく、音楽信号がミキサーやマスターボリュームを通過することなく出力できるようになります。その結果、ラインアウトSN比110dBのスペックと、ミキサー・マスターボリュームなどを通らないピュア・ダイレクトの音質を実現しています。 |
 |
 |
一方、オーディオ入力側には従来通りAC97コーデックを採用しており、回路設計にオーディオテクノロジーを導入することで、デバイス性能の極限といえるスペックを実現しています。
しかし、アーキテクチャの限界を大きく越える、オーディオ専用チップに匹敵するようなスペック・音質を実現することは、物理的に不可能であるといえます。また、出力と入力が別デバイスという独自方式を採用したことにより、ミキシングやモニター機能などに一部制限が生じていました。 |
 |
 |
これらのことからも分かるように、SE-80PCIは2ch再生に特化したオーディオカードでした。 |
 |
 |
入力信号のA/D変換はコーデックによって行います。このデバイスは再生信号(フロントLRチャンネル)のD/A変換も行いますが、録音と再生のミキシングはデジタル処理されるため、音楽信号の品質劣化はほとんど起こりません。入出力を受け持つデバイスを1つにすることにより、ドライバの構造も簡略化でき、ミキシングやモニタ等の編集作業にも制限がなくなりました。 |
 |
 |
SE-150PCIに用いているコーデックから出力される再生音の品質は、オーディオ的に見ても十分なものといえます。しかし、我々は望みうる最高品質の2chオーディオ出力を実現するために、マルチチャンネル出力を受け持つデバイスとは別に高品位2ch
DACを追加して搭載しています。
このDACで再生されるWAVE信号は、デジタル的にはコーデックで再生される信号とまったく同じものですが、入力とのミキシングを行わず、ボリュームも経由しないため、まさにピュア・ダイレクト信号そのものです。高品位DACでアナログに変換された音楽信号は、SE-150PCI専用チューニングのVLSC 回路との組み合わせにより、あらゆる音楽の世界を描ききります。 |
 |
 |
サラウンド再生に必要なフロントL,R以外のマルチチャンネル出力は、6chオーディオDACが担当します。もちろんすべてのDACは192kHz24bitの処理能力をもっています。RCA端子の2ch出力とは異なり、ローパスフィルターには通常のアクティブフィルタを使用しており、
サラウンド再生に対応した音質にチューニングしています。 |
 |
 |
SE-150PCIは、高機能と高品質の録音、そして究極の再生品質を目指した、マルチパーパスオーディオカードです。
|
 |
|
 |