戸田 菜穂さん プロフィール トダナホ。広島市出身。1974年3月13日生まれ。1991年デビュー。玉川大学文学部外国語学科フランス語専攻卒業。平成5年NHK連続テレビ小説「ええにょぼ」、TBS「人生は上々だ」、CX「ショムニ」などテレビドラマやCMで活躍。また相米慎二監督「夏の庭(ザ・フレンズ)」、森田芳光監督「(ハル)」など映画でも活躍。2003年小沼勝監督の「女はバス停で服を着替えた」では映画初主演。これまでのおとなしいイメージを鮮やかに裏切る役に挑み女優として大きく飛躍。現在公開中の「死に花」に出演。TBS 7月スタート連続ドラマ「逃亡者」(PM21:00〜)出演。趣味は映画鑑賞、読書、音楽鑑賞、テニス、俳句、三味線など。

阪 井
  ようこそお越しいただきました。この部屋は、140インチのスクリーンで7つのスピーカーとサブウーファーによる7.1チャンネルサラウンドとなっています。上質の家庭用つまりホームシアターなんですよ。
----- ノラ・ジョーンズのライブDVD「LIVE IN NEW ORLEANS」より「Don'tKnow why」を聞きました。
 
戸 田
  すごいですね。この部屋にはスピーカーが7つもあるのですね。本当にライブに行って聞いてるような迫力!お家でDVDでこんな風に聞けるのですね。けれど、普通のもう少し小さな部屋でも、このようなシアターの設置ができるのでしょうか?
阪 井
  はい、いま140インチのスクリーンで見ていただいていますが、80インチ、100インチのスクリーンで、4畳半や6畳サイズの部屋でも楽しんでいただけます。ところで、戸田さんの学生時代はどんな音楽を聴いておられたのでしょうか?
戸 田
  同世代のみなさんとかわりません。小学生のころは松田聖子さん、お小遣いをはたいてドーナツ盤を一所懸命に聞いてました。中学生のころは日本のポップスではユーミン、あとビートルズとか、大御所どころを一通り聴いてました。
阪 井
  やっぱりみんな同じ、音楽好きの学生時代をすごされたのですね。いまは女優をされて、時代も映像、DVDの時代になったのですが、ご自宅ではどのようなテレビでお楽しみなのですか?
戸 田
  42インチのプラズマテレビを最近購入して楽しんでいます。画面が大きくなって、絵も美しいですね。マンションなので壁掛けにはできず、台の上に置いてみてます。サイズが大きいのでだんだん机ごと下げていたんですが。けれど、こんな大画面とサウンドを体験すると、家に帰ったら、せっかくの大画面が小さく感じてしまうかも(笑)。それと、やっぱり、すばらしいシアターサウンドがほしくなりますね。
阪 井
  大きいテレビを買われたきっかけは?
戸 田
  そうですね、いろいろな映画や自分の出ている作品もじっくり見てみたい。そろそろそういう歳になってきたのかなと(笑)。メカには弱いので、今はDVDとビデオが一緒になったデッキを使っています。今日このような体験をさせていただきましたので、音のほうを充実させたいですね。セリフや音楽、効果音がきっちり聞こえてくると、映画の感動がずいぶん違いますし、脚本や音楽の意図 など制作にかかわる情報が伝わってきて映画や音楽の持っている本当の意図、本当のすばらしさがわかりますね。ビデオコレクションもいろいろな作品を吸収したいということで職業柄ソフトもそろえてゆきたい、と思っています。
阪 井
  映画館にはよく行かれるのでしょうか?
戸 田
  新宿とか渋谷の映画館によく行きます。最近では出演作の「死に花」を見ました。映画館では特に自分の出ている映画の場合などはお客様の反応がとても気になります。ですから、なるべく早く映画館へ行って中央の後ろのほうに座って。お客様の様子を真剣に鑑賞しています(笑)。
 
阪 井
  肝心の映画を見るのがお留守になりそうですね。やっぱりご自身が出演されている場合など特にプロの意識でご覧になるのですね。ぜひご自分のお部屋でリラックスして楽しんでください。ご自宅にこういった設備を備えられるとベストですが、けれども、第一歩として今のプラズマテレビに標準的なシアター機器を組み合わされるだけでもいいものなんですよ。
戸 田
  そうですね。それと、気兼ねなく部屋の一番いい席で、どんな時間でも楽しめる。飲み物を用意してくつろいで映画を観れるなんて、理想的ですね。映画館に行く必要なし、困ったことになりそうです(笑)。
阪 井
  ところで「死に花」は 私も拝見させていただきましたが、とても素敵な熟年男性の大冒険で、本当に楽しめました。戸田さんは、図書館でのワンシーンのご出演でしたが、とても存在感があるというか、相手の宇津井健さんと火花が散るようなショットでしたね。あの映画では最後まで宇津井さんの中に戸田さんの女性としての姿が見え続けたのですけれど。
戸 田
  ありがとうございます。実は、他にいくつも宇津井さんとのシーンを撮影したのですが、犬童監督は全体のストーリーの中から必要なシーンだけを選ばれました。不必要と思われるシーンはあっさり<カットする>と言える考えを持っておられます。出演者を生かす、というのは露出回数でなく、意味のあるシーンだけを演じさせることだと思います。さきほど、「最後まで宇津井さんの中に戸田さんの女性としての姿が見え続けた」というご感想は私にとっても最大級のほめことばをいただいたような気持ちですね。本当にうれしいです。

---- 「HERO」枯葉が竜巻のように舞うマギー・チャンのアクションシーンをサラウンドで楽しむ

戸 田
  何度も見てみたい映画の一つです。私の好きなマギー・チャンのところからすぐに見せてもらえるなんて! まわりこむような、後ろ側からの音がすごくて、、ハリウッド風の立体的なサウンドの演出で、音がすごい迫力です。ほんと贅沢な気分になりますね。マギー・チャンの作品では (DVDを手にとって)この映画「花様年華」も特に好きで、レンタル屋さんでビデオを10回くらい借りました。買った方がいいんじゃないかというくらい(笑)
阪 井
  中国の映画がお好きなのでしょうか?
戸 田
  というよりもマギー・チャンが好きです。ウォン・カーウァイ監督の映画を観ていて知ったのですが、それからはずっとチェックしてます。自然な表情とか、しぐさが、すごく美しいのです。

-----「花様年華」を観る

戸 田
  昔の映画のように声なんかでも、マイクを引いて録音されたような感じなんですが、ポソポソっとしゃべっているようなところが、とてもよく伝わってきますね。雨のシーンでも、雨の音がひろがって、雨の音で消されそうなセリフがきっちり聞き取れて、さっきのHEROのような派手なサウンド効果とは別の意味で、シアターの魅力が感じられます。
阪 井
  ありがとうございます。実は、派手なサラウンド効果のシーンだけでなく、そういう静かな部分、やさしい情景で、とても大事な音のディテールをしっかり再現できること、役者さんの息遣いが伝わってくる。きちんとセリフの位置や音色をしっかり再現できるところがのが本当のホームシアターの魅力だと思います。

-----DVDで戸田さん出演作の「COSMIC RESQUE」を観る

戸 田
  宇宙を舞台の大アクション、迫力ありますね。こういう映画は、出演シーンはスタジオにこもって撮影したせいか、特撮の部分も含めて映画になるまで、どんなものになるかわかりませんでした。
大好きな「ネバーエンディングストーリー」も、このシアターで見たらすごいのでしょうね。
阪 井
  この「COSMIC RESQUE」では上官の役、ショムニでは秘書の役で、それと「女はバス停で服を着替えた」の主演、ほかに最近ではTVの「あなたの隣に誰かいる」など、いろいろな個性的役柄を見事に演じ分けておられますね。どんな役柄、どんな映画への出演を目指しておられるのですか?
戸 田
  まだまだ画一的なイメージで見られたくないですね。 「前にもみたような感じね」っていうような(笑)。 物語性のある、じーんとくるようなものが好きですが、、でもいろいろホラー以外は、いろいろやりたい。そうですね。エンターテイメントというよりは、ストーリー性のある、心理を追っていくというか、人間の中身を描き出すような役柄ですね。ですから、そういう映画でしたら時代劇にも出てみたいと思います。

----- 「ジャニー・ギター/ペギー・リー」、イギリスのロックバンドCOLD PLAYのCDを聞きました。

戸 田
  映画だけでなく、音楽CDもシアターでは相当いい感じで聞けますね。昔録音されたものでも、本当に心に響くような感じが伝わってきます。よいシアター環境というのは、なにもDVDだけ、最新の録音だけというわけではないのですね。
阪 井
  ありがとうございます。昔の歌手なども含めて、いろいろな多彩な音楽をお好きな戸田さんに楽しんいただけて光栄です。CDはたくさんお持ちなのですか?
戸 田
  はい、ペギー・リーはどこかでたまたまどこかで聴いて、いいなと思って。COLD PLAYは、音楽をやっている弟が勧めてくれて。最近結婚した妹の結婚式では、この音楽を使ってビデオを作ったくらいです。ほかに、「キャシャーン」の宇多田ヒカルさんの歌も好きです。若いのに、心に響く歌がうたえるなんてすばらしいですね。歌も感動するようなものが好きですね。バラードとか。さだまさしさんも好きですし、演歌やジャズも含めて、CDはたくさんもっています。やっぱり歌や音楽は聞いた時の思い出とか、そういうことと連動しているので、手元に持っておきたくなるのです。

----- ご持参のCDから、マリア・カラスの歌劇「アンドレア・シェニエ」のアリアを聴きました。続いて映画「永遠のマリア・カラス」のDVDから歌劇カルメンの一場面を聴きました。

戸 田
  このCDも、「永遠のマリア・カラス」も歌うシーンは昔の録音なのですが、音の広がりや奥行きという感じがよくでて、感動がたっぷりですね。カラスの腰の強い、けれど切ない声の表情がジーンと届いてきますね。
阪 井
  本当にクラシック音楽も含めて、よい音楽に貪欲な戸田さんですね。たくさんのDVDやCDをご持参いただいて、その一部しかご覧いただくことができなかったのですけれど。表面的なものよりも、人の内面を描くものに惹かれていらっしゃるという戸田さんのポリシーを感じることができたように思います。最後に、これからの抱負をお願いします。
戸 田
  TVでも映画でも幅広く仕事をしてゆきたいのですが、とくに映画では、ストーリー性、心理表現などの部分で、いろいろな監督さんから、私の可能性を引き出していただけたらなと思っています。映画は監督のもの、舞台は俳優のものとかいわれますが、その中で、どう自分を切り取ってもらえるか、というのが楽しみだし、それに今いちばん喜びを感じるので、それをがんばっていきたいと思います。
阪 井
  本日はありがとうございました。


役者さんにお越しいただいて、出演作品を一緒に拝見させていただくといつも不思議な気分になります。ご本人が隣にいらっしゃるのですから・・・。今回は同世代ということもあったからか、とても話しやすくて楽しいひと時でした。(阪井)

これまでにお招きしたお客様
第1回目のお客様 宅麻 伸さん 第2回目のお客様 飯星 景子さん
第3回目のお客様 生島 ヒロシさん 第4回目のお客様 佐藤 陽子さん
第5回目のお客様 堀 威夫さん 第6回目のお客様 二宮 清純さん
第7回目のお客様 大林 素子さん 第8回目のお客様 ピーター・フランクルさん


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