荻原次晴さん プロフィール
(おぎわらつぎはる) 群馬県草津町 1969年12月20日生まれ(35歳)。長野原高校、早稲田大学卒。元ノルディック複合日本代表。
幼少の頃から双子の兄・健司とスキーをはじめ、2人でノルディック複合で日本を代表する選手となる。
1994年からワールドカップに参戦。1998年長野オリンピックでは個人6位、団体5位と入賞を果たす。オリンピック終了後は引退し、ウインタースポーツ普及のためにメディアや講演会の活動を行っている。趣味は料理、サーフィン、バックカントリースキー。


阪 井
  ようこそお越しくださいました。今日はこのシアターで140インチのスクリーンとサラウンドをご堪能いただきたいと思います。
荻 原
  自宅の液晶テレビは32インチですが、家でも、こんなに大きなスクリーンがあるといいですね。

■ジャングルのサラウンドサウンド・デモを体感いただく。
荻 原
  すばらしい!音がまわりこんでくる。壁や部屋にも秘密がありそうですね。結構堅そうな壁ですね。
阪 井
  この部屋は比較的カチッとして弾む音を出すことを狙って、両サイドは密度の濃い、堅い木を使っています。では、映画をご覧でいただきましょう。

■「007 World is not enough」スキーアクションシーン
荻 原
  この迫力はすごいですね。僕は映画のスキーシーンを見ると、どんな人をスタントとして滑らせているのかが気になってしまいます。昔「私をスキーに連れてって」という映画がありましたが、あの映画では僕の先輩が滑っていました。
阪 井
  007のこのスキーのテクニックはどのようなレベルなのですか?
荻 原
  スキーの技としては一流というほど上手ではないのですが、うまく見せていますね。一般スキーヤーの上級という感じでしょうか。
それにしても雪山であんな追っかけっこができたら楽しいでしょうね。

■お持ちいただいたサーフィンのDVD「STEP INTO LIQUIED」を見る
阪 井
  ご自宅ではDVDはどこでご覧になりますか?
荻 原
  自宅ではパソコンで見ています。だから音声は2チャンネルです。スクリーンとサラウンド音声を体験すると、その違いに驚きますね。
これはサーフィンでもトゥーインといって、ジェットスキーに引っ張っていってもらってやるサーフィンです。この波がすごく大きい。このぐらいの大きさで見ると気持ちいいですね。
阪 井
  スキーはもちろんですが、サーフィンもなされるのですか?
荻 原
  そうです。僕のまわりのスキーヤーはけっこうサーフィンもやります。
板に乗る感覚というのは共通なのか、みんな呑み込みが早い。
阪 井
  夏はサーフィン、冬はスキーですか?
荻 原
  そうでもないです。
サーフィンは年に数回行ったりします。意外に思われるかもしれませんが、北海道にもいいところがあります。但し、水は冷たいですが。
  スキーも今年は雪が多かったので、7、8月頃までできるんじゃないかな。
リフトは止まっているので、自分で山を登っていきます。
僕はゲレンデスキーというよりも山岳スキーなので、さっきの映画でもヘリコプターから山に降りていましたが、僕もたまに仲間とヘリを借りて山の上で降ろしてもらって滑ることがあります。
半日かけて山の上に登って、途中でランチしたりして、ゆっくり降りてくることもあります。
阪 井
  ジャンプはいつ練習されるのですか?
荻 原
  ジャンプは夏にします。今はいい人工芝を使ったところがあって、夏場の方が転倒してもそのままの格好で下まで滑り落ちるので安全です。趣味でスキージャンプをやる人は、世の中にほとんどいないと思います(笑)。草野球ならぬ草ジャンパーです。(笑)

阪 井
  では、荻原さんも出演されている人気のDVD「スキージャンプ・ペア」をご覧いただきましょう。

■DVD「スキージャンプ・ペア」を見る
阪 井
  「スキージャンプ・ペア」は、「1」と続編になる「2」があって、荻原さんは「2」の方にご出演されていますね。
荻 原
  そうです。ジャンプだけでみると「1」の方が実際にできそうな気がしておもしろいですね。
この「スキージャンプ・ペア」は、もともとは僕ら兄弟がきっかけになって、おもしろフィクションとしてできたものです。しかしながら、僕らの名前を使ったチームのジャンプはありません。もともとはインターネット上で話題だったものです。この作品では僕は技術顧問(CTO)ということになっています(笑)。
阪 井
  どのジャンプがお気に入りですか?
荻 原
  「ジーザス」とか「メガネ」とかですかね。
阪 井
  荻原さんがご出演されている「ジャンプ解説」シーンは、本物のように自然な演技ですよね。(笑)
芸能生活の体験からですか?
荻 原
  芸能ではなく、スポーツキャスターでテレビに出る、という仕事をしていますので。



阪 井
  そういえば、DJもされていると伺ったのですが。
荻 原
  大学の1年ごろからクラブDJをやっています。自分の部屋でも趣味でやっています。
レコードもたくさんありますよ。
阪 井
  今日は何枚かCDをお持ちいただいてますね。
荻 原
  マイケル・ジャクソン「BAD」、ハワイアン、HIPPOP、アイズレーブラザーズ、 映画「ブレイクダンス」のサントラ、ヨガをやるときなどに使われる音楽、を持ってきました。

■マイケル・ジャクソン「BAD」より7曲目「Man in the Miller」を聞く
荻 原
  マイケル・ジャクソンは中学の頃からすごく好きでした。
「BAD」の出た頃は、レコードもCDも両方あった頃で、両方持っています。レコードはジャケットがいいですよね。
阪 井
  レコードは今でも聞かれるのですか?
荻 原
  自宅ではDJ用のターンテーブルを使っています。CDはミニコンポで聞いています。
以前はターンテーブルを4台くらい並べていろいろやっていました。ミックスしたものをテープに録音したりもしました。今はあまり録音はしないですね。
ターンテーブルは、友人を呼んで料理するときに「音楽かけてよ」と言われたら使うくらいです。
実は大学生の頃はパフォーマンスDJを目指してました。スキーヤーではなく、音楽関係の仕事に就きたいと思っていたくらいです。パフォーマンスDJの大会に出たいがために一生懸命やってました。
スクラッチ、ジェット、針を逆向きにつけたり、レコードはいろいろな音を出して遊べるんですよ。
そういうアナログなことはデジタルではできないですよね。

阪 井
  ところで話は変わりますが、気になっていたことをお聞きしたいのですが。
スキーのジャンプというのは一瞬のもの、クロスカントリーというのは持久力が必要な長丁場。
まったく逆のもののように思うのですが、両方されるというのはどんな感じですか?
荻 原
  クロスカントリーの方は肉体的にはすごく辛いものですが、ジャンプの方が精神的な負担が大きい。
クロスカントリーは努力した分だけ強くなれるけど、ジャンプは調子がよくてもスタートした瞬間によくない風が吹けばそれまで何年もかけて続けたことも一瞬でダメになります。
ジャンプはつらいスポーツです。
ノルディック複合というのは、その両方なので、ひとつの人生みたいです。
運も努力も両方が必要です。
阪 井
  すごくスタミナが必要なスポーツだと思いますが、失礼かもしれませんが、その割にはそれほど筋肉隆々というわけでもないですね。
荻 原
  ジャンプで空を飛びますので、遠くに飛ぶための身体、ある程度、身長があって身体が薄くて、軽いというのが条件なんです。
クロスカントリー専門の選手はもっと身体が大きいですが、ジャンプするには筋肉はつけた分だけおもりになってしまいます。
でもある程度はつけないと走れないです。

阪 井
  では最後に今後のご予定、抱負などをお聞かせください。
荻 原
 

2006年のイタリアのトリノで冬季オリンピックが開かれますので現地からいいオリンピック中継をしたいなと思っています。
あとは、この先スポーツ特番があるときには次晴が決まってMCに呼ばれるようになりたいです。
4月からズームイン朝をやってますので、それもよくなるようにがんばるつもりです。

阪 井
  テレビの向こうから応援しています。本日はありがとうございました。



さわやかな男性、の ひとことですね。トークぶりも板について、本当に気持ちよくお話を聞かせていただきました。ノルディックスキーの実績は超一流なので、スポ魂の汗いっぱいの表情を予想していたのですが、見事に裏切られました。荻原さんのご案内なら ジャンプファン、スキーファンがもっともっと増えていくに違いありません。荻原さん、楽しいひと時をありがとうございました。(阪井)