■海外の部 アジア太平洋地域 Bグループ(25才以下) 佳作 「点字−私の人生の光」 ヌグイエン・クォ・ダン 25才 (ベトナム 男性) |
| 私はダクラク農業技術高等専門学校の家畜飼育学科を卒業後、ダクラク・ハニービー社に勤めました。その後、約250の蜜蜂(みつばち)の巣箱を保有する養蜂場を設立しました。ある日、仕事中の不注意な事故から小さな異物が目に入ってしまいました。家族は私を幾つもの病院に連れて行き、目の治療法を探し歩きましたが、1年後にもう元に戻らないと告げられました。 私はパニックに陥り、死も考えました。暗闇が私を包み込みました。そんな時、私の唯一の親しい友であったラジオから、ベトナム盲人協会と州の友好協会についての話が聞こえてきました。協会の会員になり、点字を学びたいと心から願って止みませんでした。遂に私は家を出るという勇気ある決断をしました。兄弟や姉妹が援助してくれるお金を貯めて、そのお金で暮らすつもりでした。 カン・ホイ盲人協会として知られる一番近くにある協会まで出かけ、点字の勉強を始めました。点字の習得後は、協会を立ち上げるためにハノイに移りました。ベトナム盲人協会のダオ・ソート会長とカオ・ヴァン・タン副会長に温かく受け入れていただきました。お2人はどの様に協会を設立するか指導をして下さり、資料も提供して下さいました。 私は長旅の疲れも忘れて、ボイス・オブ・ベトナムの放送局へたどり着きました。放送局では私の願いを承認してくれました。私はボイス・オブ・ベトナムの「土曜日のゲスト」という番組に招かれ、生放送のインタビューのコーナーに出演しました。 そして、弾む思いを胸に故郷に戻り、故郷の州に盲人協会を設立するための計画書を送りました。計画書は当局に認められ、2001年4月3日に協会設立の認可が下りました。私にとって幸せの根源となる出来事でした。 世界中の光を失った人たちに、点字という灯火を照らして下さった、ルイス・ブレイル氏に心から感謝申し上げます。私の指の下の点は、私の人生を変え、サウナ付のマッサージセンター開設という夢に辿り着かせてくれました。今、もう一度、私自身が蜂になり医学的治療を施し蜂の一刺しでリュウマチを治癒させましょう。 点字こそ、私を未来へと導く最良の友です。 |