News Release

第2回オンキヨー点字作文コンクール入選作品のご案内
2004年10月5日
オンキヨー株式会社
ラクラクキットは点字の取扱説明書などのツールです
多数の作品のご応募ありがとうございます。
第2回オンキヨー点字作文コンクール(国内の部)の入選作が決まりました。
最優秀オーツキ賞に、新潟県の高橋勝利さん
○コンクール詳細はこちら
 

オンキヨー株式会社と毎日新聞社点字毎日が本年3月より開催した第2回点字作文コンクールの国内の部の入選作品が決まりましたので、お知らせいたします。

 

本コンクールは、視覚障害者の皆様に点字と音の架け橋を築いてゆきたいとの願いから、本年3月から募集を開始したもので、合計74編の作品が日本全国から寄せられました。
作家の藤本義一氏と主催者による審査の結果、
最優秀オーツキ賞には、新潟県の高橋勝利さん(55)の作品「点字が私を変えた」が選ばれました。

なお、表彰式は最優秀オーツキ賞の高橋さんを当社本社にお招きして10月下旬に行います。

このコンクールに多くの皆様から感動的な作品が多数寄せられましたことに、お礼を申し上げます。当社では、引き続き 視覚障害者の皆様に、ゆたかな音楽の世界をお届けするため、快適なサウンドのオーディオシステムや、使いやすさをアシストする【ラクラクキット】のご提供を続けてまいります。改めまして、今回お寄せいただきました沢山の作品からいただきました感動を、これからの魅力ある製品つくりに生かしてゆきたいと思います。

なお 海外の部の入選作品の発表は 10月下旬に行います。


 感動の輪が一層広がりました。
オンキヨー株式会社 代表取締役会長兼社長 大朏直人
オンキヨー株式会社 代表取締役会長兼社長
大朏 直人(おおつきなおと)
昨年から開催しました点字作文コンクールも、2回目の本年は、海外の部を開設し、視覚障害者の皆様に点字と音のかけ橋を築いてゆきたいとの願いをさらに広げることができました。 応募者の皆様をはじめ、運営に携わっていただきました毎日新聞社様、WBU-AP(世界盲人連合・アジア太平洋協議会)および各国団体の皆様に心よりお礼を申し上げます。
昨年の作品を発表後、内外さまざまな諸団体の皆様から、作品紹介や教材としての活用の申し入れがあり、これも障害者の皆様の体験や視点が、人間にとって本当に大切なものを訴えかけていることを物語っているのではないかと思っております。
おかげさまで本年もまたいろいろなテーマで皆様からたくさんの感動を頂戴することができました。国内の部で申し上げますと、最優秀オーツキ賞の高橋勝利さん、おめでとうございます。失明から歩行訓練、点字習得への体験を、その気力と 生々しい年月を誠実に書き綴っていただきました。また、ご家族との心温まるふれあいを気持ち良く伝えていただいた小林恵津子さん、すくすく伸びようとする青春が息づいている片岡兵馬さんをはじめ、いただいた感動は数え切れません。ありがとうございます。当社は、10年来続けてきたオーディオ製品でのバリアフリー対応製品の開発やバリアフリーの活動をさらに継続して進め、すべての人に美しい音をという願いを込めて快適なサウンドを世界中に広めてまいります。応募者の皆様、本当にありがとうございました。これからも元気にご活躍いただきますようお祈りいたします。


受賞作品は次の通りです。
◎最優秀オーツキ賞  正賞20万円とオンキヨーステレオ・ラクラクキット付き
  「点字が私を変えた」 新潟県 高橋勝利(たかはし かつとし)さん(55)
◎優秀賞  正賞10万円とオンキヨーステレオ・ラクラクキット付き
  「私の挑戦」 秋田県 小林恵津子(こばやし えつこ)さん(44)
◎佳作(3編)  正賞5万円とCD券2万円分
  「点字が私を変えた」 愛知県 大川徹(おおかわ おさむ)さん(67)
  僕に病気をくれた母へ 静岡県 片岡兵馬(かたおか ひょうま)さん(19)
  「私の挑戦」  新潟県 上林洋子(かんばやし ようこ)さん(58)
   
入選作品は、作品タイトルのリンクからご覧いただけます。
音声読み上げソフトをご利用される場合、本来の読み方とは異なることがありますので、ご了承ください。
副賞のオンキヨーステレオはFR-S9GX(D)です。

審査会の様子
審査会の様子

選評「感動拝受」 審査委員長 藤本義一(作家)



藤本義一氏
  審査委員になって二回目を迎えました。一回目に応募した人が少ないと聞いて、意外に思いました。だが、考えてみると応募される方は、短い文章の中に、現在までの全てを語り尽しておられるからでしょう。次回からはテーマをもっと広くした方がいいのではないかと提案しました。今日一日の出来事とか、今日一日に感じたことの方が迫力のある現実と真実が語られるような気がします。
  今回も、それぞれのテーマで力作が寄せられました。海外からの応募も爽やかな内容でした。一回目、二回目と門戸が開かれていくのがわかります。
  今回の高橋勝利氏の『点字が私を変えた』は、四十歳を過ぎてからの失明の混迷から十年の歳月を経て自己確立の道を歩む道程が書かれています。読書の楽しみを失い、歩行困難を助ける白杖に抵抗を持ちながら視力障害センターに通う間に白杖が伝えてくれる情報を掴み取る行動の段階と点字と苦闘しながら、未知の世界を克服していく努力が、これからの中途失明の人たちに、どれだけの励みを与えるかを深く考えさせられる内容で、文章の中に奥さんの姿が点景のように登場しますが、そこに夫婦の愛情が刻みこまれているのがわかりました。
  小林恵津子さんの『私の挑戦』はテンポよくカフェランチのコンテストに息子さんと挑む家族の姿が活写されていて、心地よい緊張感と興奮度が伝わってきました。一人の人間の幸福度は、常に達成感≠ノ支えられていると読む者に伝える力倆が短い文章の中に宿っているのがよく分かります。
  大川徹氏の『点字が私を変えた』のクラシックとの出会い、上林洋子さんの盲導犬と登山、片岡兵馬君の母と自分との絆、いずれも人生の深い滋味を伝えてくれる作品で、この先をさらに切り拓いて行く夫々の方の真摯な情熱を読む者に届けてくれる内容でした。
  私の友人が七十歳の時に突如視覚を失いました。六カ月は悶々としていましたが、二年目には安らかな表情になり、
  「今まで見えなかったものが見えるようになった」
  といったものです。
  この強靭な精神の軸には、決して諦めないという考えが宿っていると思いました。

********************************************************************************


結果は点字毎日(点字版10月3日号、活字版10月9日号)および同時期の毎日新聞でも発表いたします。
点字毎日点字版で入選作品が順次掲載されます。
本コンクール入選作は、作品集としてまとめたものを、盲学校をはじめ視覚障害者団体に寄贈いたします。
********************************************************************************
* オンキヨーはラクラクキットを通じてバリアフリーを推進しています。ラクラクキットは無料でご提供しています。→ONKYOバリアフリーサイト「らくらく館」こちら
* テクノエイト株式会社は点字プリンターを通じてバリアフリーを推進しています。テクノエイト点字プリンターはこちら
* 第一回点字作文コンクールの入賞作はこちら
【本件についてのお問い合わせ先】

オンキヨー株式会社 営業戦略室  小倉 裕、宮原 誠一

〒572-8540  大阪府寝屋川市日新町2番1号 TEL:072-831-8008

このページは音声読み上げソフトに対応するため配慮していますが、
本来の読み方とは異なることがありますので、ご了承ください。


戻る