■ 国内 特別賞
「僕とBUMPと響君」 東京都 大内 凌 
12歳・男性 (東京都立葛飾盲学校小学部6年)

  去年の9月に田中響君というお兄さんに出会いました。でも、ほんとは会って話したわけではないんだ。響君は、担任の先生の息子で、僕にBUMPのCDを焼いてくれたのです。
 僕がBUMPに出会う前は、マイナス指向なことばかりを言っていました。それで、点字盤をまったくやりませんでした。BUMPに出会ってから、僕は変わりました。マイナス指向なことは言わなくなりました。
 点字盤で初めて打った曲は、ガラスのブルースです。全部書きました。「ガラスの目をしたネコは叫ぶよ 短い命をリンリンと」という歌詞がとても大好きです。
 僕は響君に「BUMPのCDを焼いてくれて、どうもありがとう」と手紙を書ました。
 すると、響君から手紙が来たんだ。
 「ガラスのブルースは生きる希望を与えてくれるいい曲ですよね。凌君もこの歌に出てくるネコのように、精いっぱい生きてください」と書いてありました。
 僕はかなりうれしくて、すぐに返事を書ききました。
 こうして、僕たちの文通は始まりました。
 響君は高校2年生、僕とは4歳、離れているんだ。でも、手紙だといろんなことが話せる。僕が点字検定のことを書くと、響君はがんばってねと応援してくれたんだ。
 最近は、BUMPの新曲の話をしているんだ。まだ、新曲は出ていないらしい。早くその新曲を聴いて、響君と新曲にまつわる話をしたいな。
 そんな話をしていると、時間や距離を超えて、まるで一緒に話をしているように感じるんだ。
 文通を始めて8カ月。僕はバックミュージックを掛けて、語りかけるように、テープに録音しているんだ。
 僕はいろんなことを話すことが出来る響君が大好き。
 これからも、文通続けていくよ。
 これからも文通よろしくね。響君。
(おおうち りょう)


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