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 バーチャルサラウンド技術


Theater-Dimensional™とは

私たちは主に左右の耳への音波の到来時間差とレベル差から音の到来方向を感じています。バーチャル技術はこの人の両耳聴の特性を応用したもので、DSP(Digital Signal Processor)を使ったデジタル信号処理と2つのスピーカーによって再現されます。実際の音の再生は前方2つのスピーカーから行われますが、リスナーは2つのスピーカーとは別方向の仮想(バーチャル)スピーカーから音が再生されているように感じます。

Theater-Dimensionalではバーチャルサラウンドスピーカーをリスナーの左右約90度に配置し、Dolby Digitalのような臨場感のあるマルチチャンネルサラウンド音場を2つのスピーカーのみで再生することができます。ホームユースに適した5スピーカーサラウンドに比べて、Theater-Dimensionalでは省コスト、省スペースにできるため、パーソナルユースに適しています。ただ、他のバーチャル技術と同様にその性質から、効果のある聴取位置(スイートスポット)が限られます。

Theater-Dimensionalロゴ

Theater-Dimensional TMの特徴

  • 約90度方向仮想サラウンドスピーカー配置
  • ステレオ/モノ・サラウンド信号に対する処理
  • オプション機能の充実
  • Virtual Dolby として認可済み
    ---Virtual Dolby Digital(Dolby Digital)
    ---Virtual Dolby Surround(Dolby Pro Logic)

約90度方向仮想サラウンドスピーカー配置

5チャンネルスピーカーでの左右サラウンドスピーカーの配置はリスナーの正面から左右120度が標準的で、他の多くのバーチャルサラウンド処理においても「左右120度に仮想サラウンドスピーカーを配置した」とその性能をうたっています。しかし、実際に試聴してみると真横90度より後方の120度への定位は困難で、折り返した60度方向へ誤認識してしまうことが多いのです。
これは実際には個人の頭部伝達関数及びスピーカーとリスナーの配置のズレなどからくる誤差があるので、120度の場合を両耳時間差のほぼ等しい60度と間違えて認識してしまうためです。
そこでTheater-Dimensionalでは仮想サラウンドスピーカーを両耳時間差が最大となる左右約90度方向に設計し、リスナーとスピーカーの位置関係がズレて誤差が生じても折り返しによる誤認識を生じにくくしました。
この結果、良好な広がり感が得やすくなり、映像との相乗効果で後方への十分な移動感が得られます。

サラウンドスピーカー配置図
Theater-Dimensional conventional virtualizer

ステレオ・モノ・サラウンド信号に対する処理

  • Dolby Pro Logicのようにサラウンド2チャンネルがモノラル信号の場合には違和感のある頭内定位感を生み易く、特にバーチャルサラウンドにおいては顕著になります。またDolby Digitalの3/2モードといえども実質的に同一の信号が左右サラウンドに入っていることが少なくなく、非相関化処理は必要不可欠です。
  • Theater-Dimensionalは、サラウンドチャンネル信号に対していずれのモードにおいてもステレオ/モノ・コンパチブルな非相関化処理を加え、頭内定位の違和感が生じることがないように考慮しています。
  • Theater-Dimensionalでは、Dolby Digital、Dolby Pro Logic II、Dolby Pro Logic、DTS等の全てのマルチチャンネルサラウンド信号に対応しています。

オプション機能の充実

  • スピーカー設置角度(聴取距離)の設定機能
    Theater-Dimensionalでは様々な視聴条件に対応するために、スピーカー設置位置とリスナーの位置で決まるスピーカー設置角度を複数用意し、仮想定位の効果が最大に感じられるモードをユーザーが選択できるようにしています。
  • サラウンドレベル調整機能
    仮想定位させたサラウンド信号のレベルを調整できます。
  • フロントステージの拡大機能
    前方左右スピーカーの間隔が狭い場合には,フロントステージの音場拡大も可能です。
  • ダイアローグ・エンハンス機能
    映画等でセリフが集中するセンターチャンネルの音声帯域を強調して、聴き取りやすくします。センタースピーカーがある場合には、これを利用できるようにしています。
  • コーナーモードON/OFF機能
    周囲の壁の反射による悪影響を防止して、仮想定位の効果を保ちます。
  • 聴取位置バランス調整機能
    最も仮想定位の効果の得られる聴取位置の片寄りを微調整することができます。
  • サラウンドスピーカ前方配置対応機能
    左右のサラウンドスピーカーがある場合には、これを前方に配置して利用できます。

*Dolby及びPro Logicは、ドルビーラボラトリーズの商標です。
*DTSは、デジタル・シアター・システムズ社の商標です。


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