アドバンスド AERO ACOUSTIC DRIVE
一般的なスピーカーシステムでは、ウーファー振動板の振幅でキャビネット内部でも空気が振動し、その中には微小な音声成分をマスキングする定在波や余分な振動も含まれています。また 「バスレフ型」と呼ばれるキャビネット構造は、キャビネット内部での空気振動をダクトから放射して低域再生能力を補いますが、従来の円形ダクトでは発生した定在波を外部に放射しやすい点がありました。
このような問題を解決すべく、オンキヨーは「スリットダクト」を開発。スリットダクトでは、高い周波数の音も内壁に当たって反射しながら出てくるため、不要な高次の雑音成分を減衰させることが可能です。また同じ開口面積であっても、空気の粘性抵抗が円型ダクトに対してはるかに高く、空気の流れにある程度の制動をかけられるので、瞬発的なスピード感のある低音再生を実現できます。
“アドバンスド”タイプは、不要な共振を抑えるためにキャビネットとスリットダクト部を分離独立し、楽器本来の音色に関わる微小な倍音成分をマスキングしないよう、お互いの振動の影響を抑えてさらなる自然な音色の再現を可能にしています。
分離構造の台座部で構成されるスリット型バスレフダクトを採用
ウィグナー分布解析
バスドラム原音
アドバンスドAERO ACOUSTIC DRIVE
搭載 コンパクトスピーカー
丸ダクト 当社従来製品
(同サイズユニット搭載)
ウィグナー分布解析
スピーカー開発時の測定手段として、これまでは周波数特性やインパルス応答、エネルギー音圧分布などを個別に捉えて検討していましたが、時間と音圧と周波数の関係を従来に比べ多元的に捉える測定法を採り入れ、より優れた音響特性を実現できる実用的な測定方法です。
横軸は周波数、縦軸は時間、色の変化が音圧を表します。再生音を原音の波形に近づけるために、周波数特性や音圧レベルだけでなく、非定常信号の分析や時間軸まで踏み込んで検証。幾度ものブラッシュアップを積み重ねて開発されています。
-バスドラム原音入力に対する測定結果-
これまでの解析
測定結果と聴感評価との関連付けが困難
ウィグナー分布解析
原音の再現性、過渡状態がわかりやすく表現できます
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