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技術部は製品の始めから終わりまで全てに関わる部署です。設計の流れとしては企画の調整から始まります。世の中のニーズと営業からの要望をまとめた企画書とデザインスケッチを元に技術的立場で検討し、購買を通じてコストや日程を調整します。
D-112Eの新規設計としてはウーファーのコーン紙とツイーターの構造を開発センターと協力して設計しました。スピーカーBOXも含めて試作と検討を繰り返し音質をまとめ、様々な試験を行い不良が発生しないか設計の検証を行います。設計の途中では試作品を営業と一緒にお店に持って行き、実際の展示での音と試聴室での音が同じように心地よく聞こえるかどうかを確認したりもしました。
最終的な量産は中国の工場で行います。品質保証部門の人と一緒に量産に立会い、さらには現地人の工場担当者と協議しながらより良い品質を目指して生産します。他部署はもとより海外を含む製品に携わる全ての人々と一緒に作り上げています。 |
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本格単品スピーカーとしての音質、美しいデザインを持ちながらコンパクトさを兼ね備えるという目標を達成するため、これまで以上に試行錯誤しながら作り上げた製品です。単品スピーカーとして音質で他に負けないように検討しているうちに煮詰まってしまい、非常に悩んでしまったこともありました。何度も何度も試聴と試作を繰り返し、納得がいくまでギリギリまで検討を続けました。品質面でも中国の工場関係者に片言の中国語と身振り手振り、図、筆談まで駆使して品質の向上のために議論もしました。
そんな数々の苦悩の日々は自分に自信を与え、店頭で立派に展示されているスピーカーを見ると、私は人の親ではないですが、まるで我が子を見るような気持ちにさえなります。そして買っていただいた方がこのスピーカーでいい音楽を聞き、幸せな気分を味わっていただけたらと願うばかりです。 |
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学生時代は工学部の化学工学科で、私は粉体の物性評価について研究していました。いわゆる化学っぽい研究でもなく、かといって物理でもないという少し不思議な研究でした。私の今の仕事にその研究や知識が直接役立つことはほとんどありません。しかし、学生時代に学んだことは多く、もう少したくさんのことを吸収できたのでは、と思うこともあります。
スピーカーは扱う材料が多く、その組み合わせで音も大きく変わってきます。材料物性、形状、接着剤や塗料の組成はもちろんその製造工程までもが音質に大きな影響があります。その影響は何が原因でおこっているのかを測定や試作をして考察していく過程は大学時代の研究と非常に似ています。 |
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私の仕事は製品設計ですので、やはり自分が手がけた製品が日本はもとより世界中で売られること、そしてそれが良いスピーカーだという評価を得たときは特に、とても嬉しい気分になります。私自身ONKYO製品の音の良さに憧れた一人です。そんな私の設計したスピーカーによってまた同じ気持ちになってもらえる、ということがおきたらとても感動的なことだと思います。少し大げさになりますが、自分が設計したスピーカーで誰かの心に潤いが与えられるならば、世界の平和に大きく貢献した!!という気持ちにさえなってしまいます。
また、ONKYOは世界と互角にやりあえるだけの技術があり、私のように若いころからでも活躍できます。もちろんその陰には、しっかりと支えてくれる素晴らしい先輩方がたくさんいます。皆と協力して作り上げるやりがいは、おそらく桁違いでしょう。 |
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| 自分の設計したスピーカーで人を感動させてみたい方、心に潤いを与えてみたい方、一緒にがんばりましょう。世界に平和を・・・! |
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