「オルフェオ」と「オルフェオとエウリディーチェ」について
「オルフェオ」と「オルフェオとエウリディーチェ」は、実際には同じギリシャ神話である「オルフェオとエウリディーチェ」の物語を別々の作曲家がオペラ化したもので、基本的には同じお話なのです。
「オルフェオ」モンテヴェルディ作曲
「オルフェオとエウリディーチェ」グルック作曲
なのですが・・・
実はラストが「オルフェオ」の場合、ちょっと違っており、オルフェオは妻を取り戻せず、失意のまま戻ってきて死んでしまい、アポロによって天にいざなわれていく、という悲劇なのです。
他にも「エウリディーチェ」という世界最古のオペラがあるのですが、こちらも同じ神話で連れ戻すのに成功します。「オルフェオとエウリディーチェ」も同様に連れ戻すのに成功するわけです。
このような同じ題材を何人かの作曲家がオペラ化するということは珍しくないのですが、ラストシーンが変わってしまうというのは珍しいことかもしれません。
元は悲劇だったものを、祝いの席などで上演するためにGood endingに変えたとも伝わっています。 (塩塚隆則) |