オンキヨーは、スピーカーユニットまで自社で設計・開発するメーカーであり、設立して間もなくは主にスピーカーメーカーとして知られていました。その後、自社のスピーカーを鳴らしきるアンプの開発に着手、アンプ、プレーヤー、コンポなど総合オーディオメーカーとなりました。 音を増幅するアンプは信号に悪影響を与えるノイズとの闘いです。ピュアオーディオのみならず、内部ノイズの多いPC関連オーディオや、高周波のデジタル信号を同時に扱うホームシアター機器など、さまざまな分野で長年培われてきた技術がオンキヨーのアンプには活かされ、進化を続けています。
歴史あるブランドには現在に至るまで積み上げてきた技術、ノウハウがある
音楽之友社刊「ステレオ」2012年6月号、特集「Stereoプレ50周年AUDIO温故知新シリーズ開発の奥義」において、インタビュー記事が掲載されました。
読みどころピックアップ
設計手法の転換が新技術を生み出す
オンキヨーの代表的な新旧アンプを一堂に会して、当時の注目技術や時代背景を織り交ぜつつ、今に至る軌跡を紹介します。
徹底したノイズ対策が音の再現性を高める
オンキヨーの音質責任者を交え、技術の解説や設計思想を深く対談。音質にこだわり続けるオンキヨーの姿勢が現れています。
 
アンプ中核技術を解説
オンキヨーのアンプ技術を語る上ではずせないデジタルアンプ技術「VL Digital」や、アナログアンプ技術「3段インバーテッド・ダーリントン回路」をご紹介します。

アナログアンプ使用回路・技術
 
デジタルアンプ使用回路・技術
3段インバーテッドダーリントン回路
スペック向上には貢献するものの実働時の音質阻害の要因になると言われているNFB(Negative Feed Back)を徹底的に抑えて、電圧の超安定化を図る3段インバーテッドダーリントン回路。過渡応答特性の大幅な改善が実現するこの回路を、リファレンスHi-Fiコンポーネントなどの増幅段に搭載しています。一般的には発振しやすく取り扱いが難しい回路ですが、オンキヨーは独自のHi-Fi技術を駆使することで、搭載を可能にしました。
 
動的ノイズの発生メカニズムを究明したDIDRC回路
デジタルオーディオの登場以来、スペック上のSN比は著しく向上しました。しかし、そのSN比の数値は静的なノイズしか反映しておらず、オーディオ機器での音の再生とともに発生する動的なノイズは考慮されていませんでした。そもそも人間の耳には聞こえない超高周波数帯域には、クロック信号などデジタル機器に起因する信号成分が存在します。その帯域で歪みが生じると、ビート(うなり)と呼ばれる現象が起こり、人が知覚できるノイズが発生してしまいます。これが混変調歪というもので、特に音声信号と相関を持ったノイズの発生は聴感上有害となります。たとえば楽器等で複数の音色が混ざり合えば美しいハーモニーにもなり得ますが、オーディオ信号の処理でこういった現象によるハーモニーは望めず、音源が本来持つ音色に悪い影響を与えてしまうのです。このビートは計測できないほど微小なレベルの成分です。しかし人間の聴覚が同様に微小なレベルである楽器の倍音成分を認識できるのであれば、ビートに対しても十分な対策が必要とされるのです。オンキヨーはこのビートが起因する動的ノイズの発生メカニズムを究明し、新回路DIDRC(Dynamic Intermodulation Distortion Reduction Circuitry)を開発。MHz帯までの圧倒的な増幅性能に優れ、俊敏な反応速度を併せ持ち、ノイズレベルも人間の聴覚の限界値以下に抑えられた画期的な回路で、リファレンスHi-Fiコンポーネントをはじめとするオンキヨーのピュアオーディオコンポーネントに搭載されています。
 
 
デジタルアンプの利点を最大限に引き出す「VL Digital」技術
スピーカーを意のままにドライブするというアンプ本来の目的を追求する。その目的において有利な手法といえるのが、高い電力効率を誇るデジタルアンプです。「VL Digital」は「PWM(Pulse Width Modulation=パルス幅変調)」方式を基幹とし、音色の変化の原因とされる可聴帯域外ノイズの影響を大幅に抑えることに成功したオンキヨー独自の技術です。PWM方式はアナログ信号の波形レベルの増減をパルス幅の長短に置き換えてA/D変換する方式ですが、デジタル回路特有のパルス性ノイズが音楽信号に混入すると正確なパルス幅に変換できません。「VL Digital」ではこのノイズが正負対称な波形であることに着目し、その波形を線ではなく面積的にとらえて相殺する「ベクトル発生器」と「積分器」、「反転トリガー発生器」による積分型変調回路により、このノイズに起因するエラーを抑え、より正確なパルス幅変調を実現しています。
 
 
 
アンプ搭載製品のご紹介
アンプ単体のコンポーネント製品から、小型のCDチューナーアンプシステム、ホームシアター用のAVアンプなど、ボリューム調整機能が搭載されているオンキヨー製品の多くに、培われてきたアンプ技術が息づいています。
※ 製品により採用されている技術や搭載されている機能は異なります。詳しくはそれぞれの製品の詳細情報をご確認ください。
 
単品AVアンプから、テレビに設置しやすいバータイプシアターまで
 
 
 
セパレートアンプP-3000R、M-5000RやプリメインアンプA-9000Rに搭載
 
 
 
鍵となるドライブ力をクラス以上に押し上げる単品プリメインアンプ
 
 
 
高級単品コンポの設計手法をそのまま採用した、他に類のないプレミアムなコンパクトシステム
 
 

SITEMAP