C-S5VL TECHNOLOGY
ピュアなD/A変換を実現、特許技術「VLSC」
デジタル音声信号のD/A変換時に残留するデジタルノイズを減衰させるために、一般的にはLPF(ローパスフィルター)が使用されます。オンキヨーは、ノイズが分布する高い周波数には追従せず、可聴帯域の信号波形のみに反応する画期的なフィルター回路「VLSC(Vector Linear Shaping Circuitry:ブイ・エル・エス・シー)」を独自の理論で開発。これまで常識とされてきたLPFから脱却して、原音に含まれる細やかな情報まで正確に再現し、音の実在感や音場感を飛躍的に向上させることができました。
不要な共振を抑制する制振対策
筐体内部の各パーツは音楽再生時に発生する不要な振動を受けると、音声信号とは異なる電流を発生させてしまいます。あたかも感度の悪いマイクのような動作をしてしまうことで発生するこの電流はノイズとなるため、その原因となる不要な振動をしっかりと抑える必要があります。そのために筐体パネルには、アルミや肉厚のスチール板など素材や形状を厳選しました。 C-S5VLでは、パーツ群を含む筐体全体をしっかりと底から支えるシャーシに、起伏による複雑な共振を抑制するためフラット形状にした1.6ミリ厚スチ−ル板を採用し、フロントパネルやボリュームつまみには剛性の高いアルミを使用。加えて筐体内の振動を発生しやすい箇所へのテーピング処理を施すなど、筐体内部においてもノイズ発生の要因となる振動を徹底して抑制。また回転系メカにも制振対策を徹底しています。
クロックの動作を安定させるヒーティング回路
デジタル回路の演算処理の同期を図る、オーケストラの指揮者のような重要な役割を担うのがクロック部です。C-S5VLでは水晶発振素子の温度を一定に保ち、発振周波数の超安定化を実現するヒーティング回路を搭載。さらに、デジタル波形に生じるジッターを除去するジッタークリーナーも装備して、より精度の高い信号処理を可能としています。
より快適なディスク再生を実現する多彩な機能
C-S5VLは音楽CDとCD-R/RW(CD-DA/MP3)に加え、スーパーオーディオCDの2chソースやCD-R/RW(WMA)の再生にも対応しています。C-S5VLには、これらのディスク再生をより楽しんでいただけるよう、好みに合わせた周波数特性で再生できるロールオフ特性切り換え機能(CD:5パターン、スーパーオーディオCD:DSDダイレクトを含む5パターン)、位相切り換え機能、スーパーオーディオCDのハイブリッドディスク層の切り換えスイッチといった多彩な機能を装備しています。
より高品位な信号伝送を可能にする端子群
伝送ロスを最小限に抑えるため、RCA端子には金メッキを施した削り出し素材を採用。信頼性を高めるとともに、コネクター径の太いケーブル接続時にも干渉しないよう端子間ピッチを広く取りました。さらに、電源ケーブルの脱着が可能なインレットを採用するなど、ケーブル類のグレードアップにも応える嬉しい設計です。