A-9150 開発ストーリー
楽器のチューニングノウハウを盛り込んだプリメインアンプ「A-9150」

河合楽器製作所が90年にわたる楽器作りのノウハウを投入して完成させたハイブリッド・ピアノ「NOVUS NV10」。この「NOVUS NV10」にはオンキヨーの70年にわたるオーディオメーカーとしてのノウハウが投入されています。この業界の垣根を越えたコラボレーションによって得られた経験を活かした音質チューニングによって生まれたプリメインアンプがA-9150(S)。そのサウンドは楽器の音色(ねいろ)や響き、余韻などを余すところなく再現することで、"音楽を楽しむ"というオーディオ機器本来の姿を改めてご提供します。

コンセプトモデルの共同開発
2016年春、ドイツで開催された楽器ショー「フランクフルトミュージックメッセ2016」に出品した電子ピアノのコンセプトモデル「CS-X1」。そこからKAWAIとオンキヨーのコラボレーションが始まりました。「CS-X1」に課せられた、KAWAI最高峰のコンサートグランドピアノ「SK-EX」の音を電子ピアノで再現するという非常に高い目標に対して、楽器とオーディオ双方のプロが筐体と電子回路の両面からアプローチを行いました。お互いのエンジニアが幾度となく、双方の開発拠点を行き来し設計・試聴を繰り返す中で、オンキヨーのデジタルノイズを低減させる「DIDRC技術」が「SK-EX」の音色や奥行き感を表現することが出来ると評価され、「CS-X1」に採用されることになりました。その結果、飛躍的に「SK-EX」に近づいた「CS-X1」のサウンドが大きな反響を呼びました。
製品化へ向けたコラボレーション

フランクフルトムミュージックメッセ2016での反響を受け、KAWAIのハイブリッドピアノ「NOVUS NV10」にオンキヨーの技術を搭載することが決まり製品化に向けて、本格的に動き出すことになりました。従来のご家庭のリスニングルームなどを想定したチューニングと違い、伝統ある楽器メーカーKAWAIの音のチェックは、コンサートホールなどでの演奏を想定しているため非常に困難な作業でした。グランドピアノをイメージさせる広大なサウンドステージや力強さ、生演奏に近い透明感の再現という高いハードルを越えるため「Discreate SpectraModule」と「DIDRCフィルター」の部品レイアウトや配線のパターニング等を試行錯誤を繰り返しながら進化させていきます。その過程では、お互いのエンジニアが試聴を繰り返しながら真剣勝負のセッションを繰り返し精度を上げ、ついに「NOVUS NV10」が完成します。

オンキヨー製品へのフィードバック

KAWAIの「NOVUS NV10」は、電子ピアノでありながらフルコンサートピアノの音を目指して開発されました。そのために試行錯誤を繰り返して磨き上げた「Discreate SpectraModule」と「DIDRCフィルター」を使って実現した音楽表現力は、オンキヨーが目指すオーディオ再生の音像イメージの追及と通じるものであり、このコラボレーションで得られた経験は何ものにも代えがたいものでした。そしてこのコラボレーションで得られた経験やノウハウをオンキヨー製品へフィードバックし、オーディオの新たな進化につなげていくことになりました。

コラボレーションの経験が活きたプリメインアンプ「A-9150(S)」
今回のコラボレーションの経験を反映した製品には、当時開発が始まっていたプリメインアンプA-9150に白羽の矢が立ちました。プリメインアンプは、ソース機器からの信号を正確に増幅しスピーカーへ伝送します。しかし正確に伝送するだけでは伝えきれない演奏家の息づかいやコンサートホールの臨場感を再現することは家庭用オーディオ機器開発では難しいテーマです。今回のKAWAIとのコラボレーションで得られたノウハウをA-9150に搭載する「Discrete SpectraModule」や「DIDRCフィルター」にフィードバックしてカスタマイズしました。その結果、楽器の響きや演奏のニュアンスなどの再現力が飛躍的に向上しました。ハイレゾ音源をはじめCD、さらに昨今ブームが再燃しているアナログレコードなど多彩なソースをA-9150(S)でお楽しみください。
共同開発PRムービー
今回のコラボレーションの一環で、KAWAI最高峰のフルコンサートグランドピアノ「Shigeru Kawai」SK-EXを使った演奏の録音が行われ、その音源を演奏したピアニスト 圓谷綾乃氏と調律を担当したMaster Piano Artisan 村上達哉氏にA-9150(S)とSC-3(B)を使用して試聴していただきました。その様子をご覧いただけます。

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